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お葬式を考える①
 近年、お葬式を質素にしたいということで「家族葬」を希望される方が多くなったそうです。
「経費を抑える」という意味もあるようですが斎場で御葬式をすればそれなりに大きな経費がかかることは避けられないようです。
 家族葬をされる御家庭は「僧侶も一人で良い」と言われることが多いものです。
 さて、私の曹洞宗の場合は、葬儀式の中で鼓鈸三通と言って、太鼓と妙鈸、手鏧をチン、ドン、ジャン・・・と鳴らして御釈迦様や阿弥陀様、観音様、お地蔵様、あらゆる仏様方を葬場にお招きして故人に引導を渡し、最後にもう一度鼓鈸三通を鳴らして仏様と一緒に送り出しますから三人は必要です。
 しかし、二人又は一人でやることになれば省略せざるを得ないのであります。

 一方、斎場の使用料は家族葬と言っても80万から90万円程度はかかるようですからかなりの負担になります。
私の近くの田舎ではそれ程高くはないようですが、ひとつの方法は御寺の本堂を使わせていただくことです。

 御寺を借りても10万円もお礼すれば充分過ぎるでしょうからかなり安くつきます。

 また、質素にするという意味で家族葬をするのもどうか?という思いもします。
それは、「家族葬」となると友人知人や仕事上の付き合いの人達も参列し難いという状況も出てまいりますから葬儀後ににお悔やみに来られことになったりして御迷惑をお掛けすることにもなりかねません。

 お葬式の「香典」は、相互扶助という助け合いの精神の意味もありますから頂いた人は相手方で御葬式があれば参列して御香典を差し上げることになります。
「お互い様」として助け合うのですからむしろ普通の御葬式をして普通に御香典のやり取りをした方が良いと思います。
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【2009/12/24 23:29】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(3)
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コメント
慶峰さま。昨日はいろんなお話をしていただき、ありがとうございました。初対面にも関わらず、お話の間、とても落ち着いた気持ちになりました。お葬式の記事、考えさせられます。自分の事だけを考えて、「しなくていい」という意見が増えている中、「お互い様として助け合う」という思いやりの心が減っていることに気づかされます。全ての物事に対し、自己中心ではなく、常に思いやりの心をもつ謙虚さを考える日々です。
【2009/12/27 15:30】 URL | MIKICO #tHX44QXM[ 編集]
 こちらこそ有難うございました。
楽しいひと時でした。今後ともよろしくお願い致します。
【2009/12/27 16:25】 URL | 藤井慶峰(ふじい けいほう) #-[ 編集]
こんばんは。
久々にコメントさせて戴きます。

近年、葬儀のあり方が多様化してきていることは明らかですよね。

「直葬」「家族葬」「生前葬」「音楽葬」・・・といろいろ言われます。
経費の問題がネックになっていることもも隠しきれない事実かもしれませんが、
何よりも関わりを避けたいという思いの表れが家族葬なのではないかと思えてなりません。

関わりを避ける生き方が即ち家族葬。
今の時代を反映している風潮なのでしょうが、私には納得し難いことです。

故人が多くの人との関わりの中で生き抜いた人であれば、葬儀を出す側としても、
生前関わりのあった多くの方に会葬の場を与えて上げたい即ち従来のような葬儀をあげあげたいと願うのは自然なことではないでしょうか?

会葬をお断りするかのような家族葬は、これからの若者の生き方を閉鎖的にし、個人主義を助長することへと繋がっていくのではないかと懸念してしまいます。

金銭的な問題があるとすれば、藤井老師のおっしゃる御寺での葬儀を具体化していくのも得策
かと思います。

いずれにいたしましても、葬儀の形を定義づけることは民主主義に反しますので各個人の考え方に任せるしか術はありませんが、葬儀云々の以前に、世のため人のために生きる姿勢、それを体得することに情熱を注いでほしいと願います。


二日前の25日、大本山總持寺に於いて月例法話会が開催され今年最後の御法話を拝聴してまいりました。

この御法話の中で布教部長老師は、「人は関わりの中で生きている。喜んでくれる人がいるから嬉しさを感じるもので、幸せは喜んでくれる人がいることなのであり、人を幸せにした時に感じるものなのですとおしゃっておられました。『自未得度先度他』相手を喜ばせることが自分の喜び、自分が救われるより他(人)を救いたい・・・そんな気持ちで生活することが大切です」と明るくそして楽しく生きることの大切さを教えて下さいました。

更に「笑顔は心より出でて身を飾る」と素晴らしい言葉で法話会を終わりました。
【2009/12/27 22:20】 URL | 妙昌 #-[ 編集]
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プロフィール

藤井慶峰(ふじい けいほう)

Author:藤井慶峰(ふじい けいほう)
1954(昭和29)年5月、宇土市生まれ。
 ペットは愛犬レオとルナ(10年前に捨てられていた雑種犬ですが気が利く我が家の番犬です。レオはオスで門番をしています。お参りの人や用があって来た人は笑顔で迎えますが、怪しい人には吠えます。但し、夜は見知らぬ人には吠えますのでご注意。(噛みはしません)八幡大学第2部法律学科卒業、法泉寺26世住職 大本山総持寺布教師 曹洞宗九州管区教化センター布教師 九州四十九院薬師霊場会理事 熊本市人権啓発推進総室講師 保護司 熊本刑務所教誨師 平成義塾熊本前塾長 ハンセン病市民学会宗教部会世話人 人権啓発映画「新あつい壁」製作上映実行委員会事務局世話人  環境ネットワーク熊本会員 宇土の文化を考える市民の会世話人 不知火竜馬会会員 自殺防止ネットワーク風熊本相談所 
 宇土市議会議員(3期目)

(好きな言葉)希望は高く頭は低く   実るほど頭の下がる稲穂かな    身を削り 人に尽くさん すりこぎの その味知れる 人ぞ尊し
(尊敬する人)お釈迦様  マハトマ・ガンジー  横井小楠  坂本竜馬  吉田松陰 田中正造 西郷隆盛 小松帯刀 天璋院篤姫
(著書)美しい地球と未来を子供たちに ㈱ぱんたか刊 1300円 この本を送料・税込み1000円で差し上げます。

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