集団自決と沖縄の証言
 昨夜(17日深夜)、テレビを観ているとオリンピックの報道などが終ってNNNドキュメンタリー、集団自決・沖縄の証言を偶然に観ることができました。
 太平洋戦争の末期、昭和20年春に始まった米軍による沖縄上陸作戦は6月23日に沖縄全土を占領して終結したそうです。つまり、沖縄にとって、この日が「沖縄敗戦の日」なのです。
 63年後、私達がこうして戦争のことを見聞し書くことは簡単です。しかし、63年前のその時その場所で人々の壮絶な人生ドラマと壮絶な生き死にがあったことを忘れてはなりません。
 この番組は、凄惨な戦争を体験された沖縄の人々の証言を集めたもので証言のひとつひとつが聞く者の心にその場の情景を想起させ涙なしに聞くことはできませんでした。
 証言者の多くが、自らの脳裏に鮮明に焼付いて離れない思い出したくもない記憶をなまなましく証言しておられました。
 何故、証言しなければならなくなったのか・・・それは、社会科の教科書が集団自決に軍命があったかどうかが曖昧な記述に変更され、沖縄戦が正しく教えられないこと、伝えられないことに対する危機感からです。
 それは、再び戦争の惨禍を引き起こさない為に、悲惨な体験をされた人々が重たい心の扉を開かれたということです。
 「軍命ですから仕方ありません」と家族揃って集団自決することを進言する町の助役をしている息子に対して涙を流しながら「どうしてもしなければならないのか」と問い返し、その運命を受け入れて、幼い子供達も一緒に自決して死んで行った家族の話、奇跡的に生き残った人の証言です。
 愛する妻の首をカミソリで切り、自ら首を切って死んで行った校長夫婦の話・・・
 納屋に火を放って燃え盛る炎の中に我子を投げ込んで自らも後を追った話・・・
 我子を妻を殴り続けて殺して自らも後を追った話・・・
涙なしに聞くことのできない証言ばかりでありました。

 8月15日は、終戦記念日・敗戦記念日ですが、お盆の勤めに追われている私は戦没者追悼式を観る事もできません。そんな私が改めて「非戦の誓い」をさせられる深夜の番組でした。
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【2008/08/18 10:08】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0)
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プロフィール

藤井慶峰(ふじい けいほう)

Author:藤井慶峰(ふじい けいほう)
1954(昭和29)年5月、宇土市生まれ。
 ペットは愛犬レオとルナ(10年前に捨てられていた雑種犬ですが気が利く我が家の番犬です。レオはオスで門番をしています。お参りの人や用があって来た人は笑顔で迎えますが、怪しい人には吠えます。但し、夜は見知らぬ人には吠えますのでご注意。(噛みはしません)八幡大学第2部法律学科卒業、法泉寺26世住職 大本山総持寺布教師 曹洞宗九州管区教化センター布教師 九州四十九院薬師霊場会理事 熊本市人権啓発推進総室講師 保護司 熊本刑務所教誨師 平成義塾熊本前塾長 ハンセン病市民学会宗教部会世話人 人権啓発映画「新あつい壁」製作上映実行委員会事務局世話人  環境ネットワーク熊本会員 宇土の文化を考える市民の会世話人 不知火竜馬会会員 自殺防止ネットワーク風熊本相談所 
 宇土市議会議員(3期目)

(好きな言葉)希望は高く頭は低く   実るほど頭の下がる稲穂かな    身を削り 人に尽くさん すりこぎの その味知れる 人ぞ尊し
(尊敬する人)お釈迦様  マハトマ・ガンジー  横井小楠  坂本竜馬  吉田松陰 田中正造 西郷隆盛 小松帯刀 天璋院篤姫
(著書)美しい地球と未来を子供たちに ㈱ぱんたか刊 1300円 この本を送料・税込み1000円で差し上げます。

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