信頼関係がなくなった家族・・・女子中学生が父を刺し殺す
 またまた、とんでもない事件が起きました。
 15歳の女子中学生が就寝中の父親を包丁で刺して殺しました。
新聞やテレビニュースによると、父親が家族を殺す夢を見たとか、「勉強しろ」と言われるのがうっとうしかったなどと言っているそうです。
この家族、周囲の人々の目には、とても仲が良く何の問題もないような家庭だったそうです。

 全国各地で家族間の殺傷事件が続発しています。祖父が息子夫婦と孫まで殺害する事件や孫が祖父母を殺害する事件、子が親を殺害する事件、数え切れないほどの事件が起きています。

 この事件を見て、私も「我が家の娘も私のことをうっとうしいと思っているのだろうか?」などと考えてしまいました。
 「ごく普通の子供が突然に殺人鬼に変わる。しかも、自分の親や家族を殺す」などということは、かつては考えられなかったことだと思います。
 このような社会になった原因は「これだ」と言う事はできませんが、家族の信頼関係が希薄になったことは確かなようです。

 「父は照り 母は涙の露となる 同じ恵に 育つなでしこ」という歌があります。
父親は一家の大黒柱として威厳を持ち、時として子供を厳しく教育する。一方、母は、慈愛の心で夫を支えながら子供を育て家庭を護る。時として、父が厳しく子供を叱責することあらば身を挺して子を守る・・・そんな父母の姿を詠んだ歌だと思います。

 テレビに親子で出演している番組を見ていて、司会者が「どんな親子ですか?」という質問をすると「友達のような親子です・・・」などと笑顔で答える父親を見たことがあります。
 私は「この馬鹿親父が」と嘆かわしく思ったものです。
親子は親子でなければならないと思います。決して「友達のような関係」ではいけないのです。
教師と生徒も同様に友達同士のような師弟関係では駄目なのです。
「長幼の序」というものをしっかりと教えなければならないのですが、現代は、これが崩れていると思います。
 
 「子供は親の言うようには育たない。親のするように育つ」とも言います。
 家庭生活の中で夫が妻を尊敬し、妻が夫を尊敬していることを態度で見せていなければ子供の心の中には親に対する尊敬の念は決して育たないと思います。
 子供の前で夫婦喧嘩をしたり、お互いの悪口を言い合うならばそれを見せられる子供は苦痛であり親に対する尊敬の念よりも軽蔑する心しか育たないのです。

 子供にとって家庭は、この世界で一番居心地の好い居場所であり、心の安らぐ場所でなくてはならないのです。
 子供には、時として厳しく接しなければならない時があります。しかし、どんなに厳しい言葉で躾する時も「愛情の篭った言葉・・・愛語」でなければなりません。

 父親が子供に厳しく接した時、子供はそれなりに傷つきます。
それを、優しく癒してくれるのが母の愛でしょう。
 夫婦が一緒になって子供を叱ったり厳しく接することはあまり好いことではありません。それは、子供を孤立させることになるからです。

 父という字に斤という字を書くと斧です。母に草冠を付ければ苺です。この二字からも父親と母親の役割が見えてきそうです。
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【2008/07/21 01:25】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(2)
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コメント
ここ数年、犯罪の低年齢化が目立つほか犯罪の質も凶悪になって来たようですね。
小学生、中学生、高校生と私の育った頃では考えられないことが現実に多数起きております。
父親の威厳・・・この壊失が家庭を乱し社会を乱す原因なのではないかと思えてなりません。
「親子関係が友達のよう」・・・聞こえは良さそうですが、親子にある程度の距離がなければ、尊敬の念も信頼感も生まれて来ず、親子関係としては決して良い関係だとは言えないいと思います。
この頃は、亭主関白が非難される時代となり、男女に格差?が無くなりました。
男子は厨房に入り、洗濯を好み、掃除機も喜んで掛けます。女子は仕事で収入を得ると男子を尻に敷き、疲れた果てはテレビを見ながらごろ寝。こんな夫婦の形態も珍しくはないようですが、男性の逞しさ、女性の奥ゆかしさを尊重する価値観を見直していただきたいものです。
父親の威厳に乏しいこと、女性が社会に進出することで奥ゆかしさの欠如を招くことが、家庭崩壊の原因の一つになっているのではないかと思いますが如何でしょうか?
人間が創られた時点で、男は狩に女は家を護ると男女の使命をこのように教えられたことがあります。
経済優先の考え方が、男女の形態、家庭の在り方を変えたのかも知れませんね!!?

私事で恐縮ですが
私の父はそれはそれは厳格でした。
筋の通らないことは絶対に許して貰えませんでしたし、間違ったことをすると拳骨を貰いました。
小学生の頃、雨戸閉めが私の仕事でしたが、サボると「働かざる者は食うべからず」と言われ夕食は食べさせてもらえませんでした。部屋に籠もっている私にそっとおにぎりを持ってきてくれた母、藤井老師の「父親が厳しく接した時・・・優しく癒してくれるのが母の愛」
正にそんな両親に育てられた私ですが、多感期には反発、反抗を繰り返しました。
自分で子を持つようになって初めて親の愛を理解することが出来ましたが、両親を失った今、両親を手本に生きることで感謝の意を表したいとの思いで日暮しをしております。
【2008/07/21 23:25】 URL | 妙昌 #Lx03s14c[ 編集]
 男性と女性の公平・平等意識は現代の風潮は、男女の本来もって生まれた特性を無視した平等観から来ていると思います。
 男女それぞれ体の造りも機能も生理的にも違いますからそれを認めた上での男女平等であるべきだと思います。
 しばしば、見かけるのがご指摘の働く女性の、しかも稼ぎの良い女性が夫を見下した態度で接していることです。
 子供は母親のそんな行動を見て父親を軽蔑し、やがて、母親も軽蔑するようになります。
 妙昌さんのご両親の姿が本来の親のあり方だと思います。

 息子がまだ小さかった頃、厳しく叱ったことがありました。
 その時、女房が一緒になって厳しく叱りましたので、後で女房に言いました「お前は一緒になって叱るな。息子をお前が助けてやらないと息子の立場はないだろう。あんな時は、『私が悪かったのです。許してやってください』と言うのだ。そしたら、息子は『お母さんありがとう。僕はもう悪いことしない。御免なさい』となるんだ」と。

 女房曰く「私は悪くない・・・」と。
 私は「わかってないなぁ・・・アホ」と思いましたよ。
 
【2008/07/22 01:51】 URL | 藤井 #-[ 編集]
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プロフィール

藤井慶峰(ふじい けいほう)

Author:藤井慶峰(ふじい けいほう)
1954(昭和29)年5月、宇土市生まれ。
 ペットは愛犬レオとルナ(10年前に捨てられていた雑種犬ですが気が利く我が家の番犬です。レオはオスで門番をしています。お参りの人や用があって来た人は笑顔で迎えますが、怪しい人には吠えます。但し、夜は見知らぬ人には吠えますのでご注意。(噛みはしません)八幡大学第2部法律学科卒業、法泉寺26世住職 大本山総持寺布教師 曹洞宗九州管区教化センター布教師 九州四十九院薬師霊場会理事 熊本市人権啓発推進総室講師 保護司 熊本刑務所教誨師 平成義塾熊本前塾長 ハンセン病市民学会宗教部会世話人 人権啓発映画「新あつい壁」製作上映実行委員会事務局世話人  環境ネットワーク熊本会員 宇土の文化を考える市民の会世話人 不知火竜馬会会員 自殺防止ネットワーク風熊本相談所 
 宇土市議会議員(3期目)

(好きな言葉)希望は高く頭は低く   実るほど頭の下がる稲穂かな    身を削り 人に尽くさん すりこぎの その味知れる 人ぞ尊し
(尊敬する人)お釈迦様  マハトマ・ガンジー  横井小楠  坂本竜馬  吉田松陰 田中正造 西郷隆盛 小松帯刀 天璋院篤姫
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