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自ら命を絶ってはならない
 昨年度の自殺者が32,552人。交通事故死者の3倍を超えた。自殺の理由の1番は「借金苦」だと言う。今、連日報道され話題になっているいじめによる自殺も一向に減少する気配が見えない。
 一人の人間の死によって最低でも15人の人が精神的、経済的なダメージを受けると言われている。
 我が子を亡くした親の悲しみ、親を亡くした子の悲しみどちらも耐え難い悲しみだ。小学校4年生の時に母を病気で亡くした私にはその悲しみがよく分かる。病気ならまだしも、自殺では悔しさも加わってくるのだから尚一層耐え難い。
 人間はこの地球上に生命が誕生してから一度として絶えることの無い命をいただいて生まれてきた。一人の命は何億もの命をいただいていると言うことだ。そして、その命を後世に伝えていくのも今を生きる人間の使命と言えないだろうか。
 勿論、様々な理由で子供のいない、できない人、これは仕方ないことだ。
 一人の人間から無限の命が生まれてくる可能性がある。一人の命が失われると言うことは無限の命を奪われるということだ。
 臨済宗の僧、仙崖和尚が、家を新築した富豪の信者から掛け軸の揮毫を頼まれて書いた言葉が「おごるなよ 月のまろきも ただ一夜」と言う歌だ。つまり、人生は良いことばかりが続く訳でもない。逆に悪いことばかりが続く訳でもない。良いときは気を引き締め、悪いときには、現実をしっかりと受け止めてそれを克服する努力が必要だと言うことだ。
 人間には、その人生を共に歩いてくれる人、苦しみを乗り越える為に助言や支えとなってくれる人が時として必要である。その支えが、ある人にとっては信仰であり、良き友である。
 私は、禅僧として良き友でありたい。
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【2006/11/01 10:13】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0)
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藤井慶峰の日々を綴るブログです。法泉寺のHPへ

プロフィール

藤井慶峰(ふじい けいほう)

Author:藤井慶峰(ふじい けいほう)
1954(昭和29)年5月、宇土市生まれ。
 ペットは愛犬レオとルナ(10年前に捨てられていた雑種犬ですが気が利く我が家の番犬です。レオはオスで門番をしています。お参りの人や用があって来た人は笑顔で迎えますが、怪しい人には吠えます。但し、夜は見知らぬ人には吠えますのでご注意。(噛みはしません)八幡大学第2部法律学科卒業、法泉寺26世住職 大本山総持寺布教師 曹洞宗九州管区教化センター布教師 九州四十九院薬師霊場会理事 熊本市人権啓発推進総室講師 保護司 熊本刑務所教誨師 平成義塾熊本前塾長 ハンセン病市民学会宗教部会世話人 人権啓発映画「新あつい壁」製作上映実行委員会事務局世話人  環境ネットワーク熊本会員 宇土の文化を考える市民の会世話人 不知火竜馬会会員 自殺防止ネットワーク風熊本相談所 
 宇土市議会議員(3期目)

(好きな言葉)希望は高く頭は低く   実るほど頭の下がる稲穂かな    身を削り 人に尽くさん すりこぎの その味知れる 人ぞ尊し
(尊敬する人)お釈迦様  マハトマ・ガンジー  横井小楠  坂本竜馬  吉田松陰 田中正造 西郷隆盛 小松帯刀 天璋院篤姫
(著書)美しい地球と未来を子供たちに ㈱ぱんたか刊 1300円 この本を送料・税込み1000円で差し上げます。

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