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青年劇場公演「族譜」・・・素晴らしい公演でした。
20080617010242

 今日(4日)、午後6時40分から宇城市のウイング松橋大ホールで青年劇場の「族譜」の公演がありました。
 これは、かつての日本帝国主義時代の韓国併合、皇民化政策、創氏改名をテーマに描く舞台劇です。
 「族譜」(ぞくふ)は、朝鮮の人々が自分の家系を記録し、その時代に起きた様々な出来事を書き残して次代へと伝えていくものです。
 谷六郎は、朝鮮総督府の事務官として、朝鮮の人々に日本名への改名を義務付ける「創氏改名」の担当をしていましたが、担当する地域の改名が中々進みません。そこで、地域の有力者であり人望も厚い薛鎮永(ソルヂニョン)を改名させれば他の人々も従うだろうと考えて説得に行きます。
 しかし、谷は薛の人柄に惹かれ、先祖代々伝えられてきた族譜を見せて貰います。そこには、民族の誇りと家を守ってきた祖先の苦悩の歴史が記されていました。
 やがて、朝鮮総督府が推し進めている創氏改名や日本語の押し付け、皇民化政策が如何に理不尽な事であるかを考えるようになります。
 谷は、創始改名が進まない責任を取らされ担当から外されます。
 薛は娘の婚約者である医師を志し大学で医学を学んでいた金北萬(キムフンマン)が憲兵隊に捕らえられ「志願兵」として無理矢理、日本兵として徴兵させられたことを知り自分が創氏改名を拒否しているからだと考え、意に反して「日本名」を届けます。そのことを族譜に「薛の家は滅びた」と書き記して自ら命を絶ったのです。
 最後の場面は、谷が、薛が創始改名に応じてくれたことに感謝の意を表す為に訪ねてきます。
そこで、娘から聞いた事は、薛が族譜に書き記して自ら命を絶った事と、400年前の豊臣秀吉の朝鮮征伐によって多くの朝鮮の人々が無差別に殺され耳と鼻を削がれた悲惨な歴史と薛家の当時の当主も家を守る為に命と引き換えに耳と鼻を削がれた悲しい記録の話でした。
 「近くて遠い国」日本と韓国、朝鮮との関係を深く考えさせられる内容でした。
 会場は超満員で最後は、地元出身の吉村直さんがお礼の挨拶を述べられ、脚本・演出を手がけられたジェームス三木さんも挨拶され拍手喝采でありました。

 出演者の吉村直さんは、宇城市松橋町豊福の出身で、この公演には、地元の同級生の人達が実行委員会を結成して頑張って来られました。
 私も、微力ながらお手伝いさせていただいたことに感謝しております。

 内容も芝居も素晴らしい劇だったと思います。多くの来場者が賞賛の言葉を語っていました。
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【2008/07/04 23:05】 | いのち | トラックバック(0) | コメント(0)
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プロフィール

藤井慶峰(ふじい けいほう)

Author:藤井慶峰(ふじい けいほう)
1954(昭和29)年5月、宇土市生まれ。
 ペットは愛犬レオとルナ(10年前に捨てられていた雑種犬ですが気が利く我が家の番犬です。レオはオスで門番をしています。お参りの人や用があって来た人は笑顔で迎えますが、怪しい人には吠えます。但し、夜は見知らぬ人には吠えますのでご注意。(噛みはしません)八幡大学第2部法律学科卒業、法泉寺26世住職 大本山総持寺布教師 曹洞宗九州管区教化センター布教師 九州四十九院薬師霊場会理事 熊本市人権啓発推進総室講師 保護司 熊本刑務所教誨師 平成義塾熊本前塾長 ハンセン病市民学会宗教部会世話人 人権啓発映画「新あつい壁」製作上映実行委員会事務局世話人  環境ネットワーク熊本会員 宇土の文化を考える市民の会世話人 不知火竜馬会会員 自殺防止ネットワーク風熊本相談所 
 宇土市議会議員(3期目)

(好きな言葉)希望は高く頭は低く   実るほど頭の下がる稲穂かな    身を削り 人に尽くさん すりこぎの その味知れる 人ぞ尊し
(尊敬する人)お釈迦様  マハトマ・ガンジー  横井小楠  坂本竜馬  吉田松陰 田中正造 西郷隆盛 小松帯刀 天璋院篤姫
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