中華人民共和国の変貌①
 連日、北京オリンピックの聖火リレーのニュースが目に入ります。
チベット自治区(本来は独立国だと思います)で起きた反政府運動に対する中国政府の弾圧が世界的に批判を受けています。
 聖火リレーの会場周辺では、チベットを支持する人達と中国を支持する人達が度々衝突したり小競り合いが起きています。
 私が初めて訪中したのは、34年前、20歳の時、昭和50年4月20日から5月5日までの半月間でした。
 当時、北九州で某新聞社で働きながら夜学に通っていた私は、北九州市が募集していた「日中友好北九州市青年の船」に応募して選ばれたのです。
 田中角栄総理が日中国交回復してから3年後のことで「国賓」としての訪中でした。
当時は、毛沢東主席と周恩来総理の時代で最高所得の毛沢東と最低給与の人との格差は200倍ということでした。恐らく、今は何百万倍もの格差があるでしょう。
 訪問した都市は、上海・天津・北京でしたが、どの都市も、道路という道路は自転車で一杯でした。
 私は、国賓として2回、北京の人民大会堂で開催された歓迎レセプションに出席していますが、一回目がこの時で、二回目は、平成4年12月の日中友好書道展の歓迎レセプションでした。
 この時ごろまでは、「上海で忘れ物をしても北京に着く頃には届く」と言われて、不用品を捨てるときには「不要」と書いて捨てるように指示されるほど治安の良い国だったのです。
 その中国も、小平総理の「豊になれるものから豊かになれ」という「改革開放政策」以後、市場経済が導入されて急速に発展していきました。
 三回目の訪中は、平成6年5月の道元禅師の足跡を巡る旅でした。
 この頃は、観光地へ行くと現地の人が本やみやげ物をしつこく売り込みに来るようになっていました。
 夜の町に出かける時も「絶対にひとりでは行かないように」と厳しくガイドさんから注意されたものです。特に「カラオケ屋さんは、部屋に入ると若い娘さんが居ます。帰る時には怖いお兄さんが出てきますから絶対に入らないように・・・身包み剥がされます」と注意があり爆笑した事でした。
 今の中国は、人権無視、利益最優先、命より利益優先ですから有害物質は河川や大気中に放出するばかりで何の対策を採っていません。
 やがて、中国では様々な公害病が蔓延する事でしょう。
日本文化は、中国4千年の歴史、孔子・孟子に代表される大学や中庸など中国古典に、人としての行き方さえ学んできたと思います。
 しかし、今の中国では「金儲けこそ最高命題」というような拝金主義の全盛時代です。
 先だって、テレビ放送の中で、中国の実業家達のパーテーの場面がありました。乾杯の挨拶で「みなさん、もっともっと大金持ちになりましょう・・・」と言うのを見て唖然としました。
 日本で、こんな挨拶をしたら雰囲気は台無し、軽蔑の目で見られることでしょう。
中国の変貌について暫く書いてみたいと思います。

 
 
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【2008/05/02 18:57】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(1)
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コメント
中国の変貌には大変興味があります。
一昔の中国といえば共産主義の自由のない国を連想いたしますが、歴史、宗教、文化、思想と何れの面をとりましても日本文化の基礎となり、尊厳に値してきました。人口にしても国土面積にしても日本とは比較にならないほど抜きん出ており、色々な面から偉大な国・中国と認識しておりました。
ところが20年ほど前、ニュースで若者がディスコで楽しむ様子が放映され驚きました。派手な服装、派手なお化粧、女性は髪を染め、目を疑う映像に資本主義横行の兆しを感じたものでした。丁度、日本で言えば戦後の復興期や東京オリンピックの頃の高度成長期を思わせる世相に近く、その変わり様は豹変と言って良いくらいの変わり様と思えました。
あれから20年、藤井老師のこのブログを拝読し「変貌」というタイトルに何の抵抗も感じられず素直に頷いてしまった中国は、正に変貌ですね。
最近の餃子薬品混入事件をはじめとする食品の道徳的観念の荒廃は、今の中国の世相を反映したものと理解できるのではないでしょうか?
拝金主義が生んだ結果ですね。
しかし、日本でも、欧米化している今日の生活文化を本来の農耕民族の原点に戻す見直しが図られるようになって来ております。中国人には4千年の歴史の血が流れ、その偉大さに目覚めるのは何時になることでしょう?
観光で訪れる人々は、昔の中国に魅せられ足を運ぶのでしょう。
【2008/05/03 23:14】 URL | 妙昌 #Lx03s14c[ 編集]
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プロフィール

藤井慶峰(ふじい けいほう)

Author:藤井慶峰(ふじい けいほう)
1954(昭和29)年5月、宇土市生まれ。
 ペットは愛犬レオとルナ(10年前に捨てられていた雑種犬ですが気が利く我が家の番犬です。レオはオスで門番をしています。お参りの人や用があって来た人は笑顔で迎えますが、怪しい人には吠えます。但し、夜は見知らぬ人には吠えますのでご注意。(噛みはしません)八幡大学第2部法律学科卒業、法泉寺26世住職 大本山総持寺布教師 曹洞宗九州管区教化センター布教師 九州四十九院薬師霊場会理事 熊本市人権啓発推進総室講師 保護司 熊本刑務所教誨師 平成義塾熊本前塾長 ハンセン病市民学会宗教部会世話人 人権啓発映画「新あつい壁」製作上映実行委員会事務局世話人  環境ネットワーク熊本会員 宇土の文化を考える市民の会世話人 不知火竜馬会会員 自殺防止ネットワーク風熊本相談所 
 宇土市議会議員(3期目)

(好きな言葉)希望は高く頭は低く   実るほど頭の下がる稲穂かな    身を削り 人に尽くさん すりこぎの その味知れる 人ぞ尊し
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