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縁(えにし)
 昨日は、島原半島の国見町にお説教に行ったことを書きました。
熊本港発9時55分のフェリーに乗りましたので1時間後の11時前には島原に着きました。常春寺様には12時過ぎに着くことにしておりましたので島原の友人N氏(60?歳)の家に寄ってみました。
 友人は島原市役所近くで「玄灯舎」という名前の民芸品や和楽器を売る店の2階に住んでおります。
 家に着くと奥様?が「藤井さん、ちょうど良かった。昨日退院したばかりですよ・・もう、駄目ではないかと言われたけれど死に損なって帰ってきました・・・」と友人が、昨日退院したばかりだと言うのです。
 「そろそろ、枕経をあげてやろうかと思ってきたばい」と言うと大笑い。
 よくよく話を聞いてみると、風邪をこじらせて肺炎を起して肺の機能が極度に低下し水が肺に溜まって呼吸困難になって危篤状態にまでなったそうです。
 このN氏とは、島原で知り合つて20数年来の付き合いですが、放浪の俳人、山頭火の大ファンです。機会があれば、自ら放浪生活をしたかったらしいですが・・・私から言うと充分に放浪していると見えます(笑)
 奥様の話によると「俺が死んだら藤井和尚と白土和尚(熊本県甲佐町在住、虚無僧)とキリスト教の某牧師の3人に知らせてお葬式をして貰い、灰は海に捨ててくれ」と言っておったそうです。
 私が「葬式は、牧師が先にやるか坊さんが先にやるかで揉めるぞ・・・。牧師さんにお通夜をやって貰い、お葬式は俺と白土さんでやるか」などと馬鹿話をしました。
 正直言って、N氏が元気になってくれて良かったと思います。こんな馬鹿話を言い合える友人が居る事を嬉しく思います。
 話は変わりますが、白土和尚は40歳?位の真面目な虚無僧さんです。拙寺にひょっこり尋ねてきたことから友人になりました。
 その彼が、7・8年前、島原に托鉢に出かけた時、偶然にN氏の事務所の前を尺八を吹きながら通りかかったそうです。山頭火の好きなN氏は、直ぐに呼び止めて「どこから来たのか?」と質問しました。「熊本から来ました」と答えると「熊本には藤井と言う達磨さんみたいな坊さんがいるが・・・知ってるか?]と「藤井さんなら良く知ってます。市議会議員をしている藤井さんでしょう
」と答えたそうです。「そうか、藤井さんの友達か?今夜は泊まっていけ」と、その夜は、私の友人達が集まって私の悪口?で花が咲いたとか・・・。
 本当に「出会い・縁(えにし)」とは素晴しいものだと思います。
 この出会いを大切にする。勿論、悪縁もありますから良縁を大切にすることです。
人世は、この出会いを大切にする事から幅が拡がっていくのです。
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【2008/02/01 22:49】 | いのち | トラックバック(0) | コメント(3)
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コメント
こんばんは。
ほのぼのとした会話を楽しませて戴きました。本当に出会いは大切だと思います。
相田みつを氏の言葉に「ひとの世のしあわせは 人と人とが逢うことからはじまる よき出逢いを」とありますが、出会いは人生をも変えますね。

本日、御本山のお友達から一通の葉書が届きました。先月25日御本山での写経会、法話会に總持寺HPニコニコ法話をプリント・アウトしてお上げしましたら、そのお礼の葉書を書いて下さったのです。「立春も間近になり・・・ひとつひとつ目を通している中に西海和尚の法話があり大変嬉しく思いました。昨年迄總持寺にて活躍をなさり、首座も務められ、現在は送行なされた方で行雲流水とはいえ總持寺にとってもとても残念なことと思っていました。ありがとうございました。今月の25日を楽しみに、又いろいろお話を伺います。お礼申し上げます。早々」と結んでおりました。私は、残念ながら西海和尚様のことは存じ上げず、この葉書を戴いて初めて知りました。HPニコニコ法話によりますと佐賀県・圓應寺副住・西海孝龍老師ということですが、忙しい合間をぬって上山するお友達は皆心の豊かさを求め学びに法縁を楽しんでおられ、雲衲さんとの出会いも数々あるようです。いろいろな情報を提供して下さったり、ものの捉え方を教えていただいたりと素晴らしい方との出会いが御本山には沢山ございます。また自坊でのお檀家様との出会いも、母の介護を通して更に深いものとなってまいりました。多逢勝(聖)因とはこのようなことを言うのでしょうか?
それにいたしましても、私にとりまして疲れた時のお便りは何よりの喜び!活力の元となります。素晴らしい方との出会いは大切に育てていきたいと思います。

布教参禅寮よりニコニコ法話の依頼がございましたら、身近な話題から法を説いて下さいね。藤井老師のお人柄を充分堪能出来るような御法話を御期待申し上げております。

【2008/02/02 22:39】 URL | 遠藤昌子 #Lx03s14c[ 編集]
 コメント有り難うございます。
いろんな人との出会いがあるから思い通りにならない人生も生きていけるのかもしれません。
 友達のいない人生は寂しいものだと思います。現代人は携帯電話やパソコンでいつみ誰かと繋がっていないと不安なんだと思います。
 人間のその弱みに付け込むのが出会い系サイトであったり振り込め詐欺であったり霊感商法なんだと思います。
 人間は、一人では誰でも寂しいのですね。心の拠り所になる人、ものが必要だと思います。それが信仰ですね。
 
【2008/02/03 01:43】 URL | 藤井 #-[ 編集]
この縁のお話、いい話ですね。いい人たちですね。山本七平さんいうところの日本教の世界です。日本教仏経派の和尚さんも日本教キリスト派の牧師さんも日本教虚無僧派の白土さんも、そしてこの方々に最期をお任せになるご夫婦も、典型的な日本教徒だと思います。古来から日本人に受け継がれてきた自然思想が皆さんに共通してあると思います。この自然思想は普通は意識されていませんが非常に根強いものだといわれています。根底に無意識の共通した思想があるから、立場を超えて理解しあえるのだろうと思います。日本人だなぁと思いました。
               カレエダ
【2008/02/04 19:46】 URL | #-[ 編集]
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藤井慶峰の日々を綴るブログです。法泉寺のHPへ

プロフィール

藤井慶峰(ふじい けいほう)

Author:藤井慶峰(ふじい けいほう)
1954(昭和29)年5月、宇土市生まれ。
 ペットは愛犬レオとルナ(10年前に捨てられていた雑種犬ですが気が利く我が家の番犬です。レオはオスで門番をしています。お参りの人や用があって来た人は笑顔で迎えますが、怪しい人には吠えます。但し、夜は見知らぬ人には吠えますのでご注意。(噛みはしません)八幡大学第2部法律学科卒業、法泉寺26世住職 大本山総持寺布教師 曹洞宗九州管区教化センター布教師 九州四十九院薬師霊場会理事 熊本市人権啓発推進総室講師 保護司 熊本刑務所教誨師 平成義塾熊本前塾長 ハンセン病市民学会宗教部会世話人 人権啓発映画「新あつい壁」製作上映実行委員会事務局世話人  環境ネットワーク熊本会員 宇土の文化を考える市民の会世話人 不知火竜馬会会員 自殺防止ネットワーク風熊本相談所 
 宇土市議会議員(3期目)

(好きな言葉)希望は高く頭は低く   実るほど頭の下がる稲穂かな    身を削り 人に尽くさん すりこぎの その味知れる 人ぞ尊し
(尊敬する人)お釈迦様  マハトマ・ガンジー  横井小楠  坂本竜馬  吉田松陰 田中正造 西郷隆盛 小松帯刀 天璋院篤姫
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