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佐世保猟銃射殺事件から何を学ぶか②
 子供の頃、竹や樫の木を削って弓を作り、鳥を狙ったものです。弓の場合は、鳥のような、すばしっこくて飛ぶものにはなかなか当てる事は難しいものです。
二股に分かれている木とゴム、皮を使ってゴム銃を作ることもありました。
小学校の4年生か5年生の頃、電線にとまっていたスズメをゴム銃で狙って撃ちましたら見事に直径1センチほどの石ころの弾が頭に命中して落ちてきました。
 「当った」と喜ぶべきなのでしょうが「しまった」という思いが先立ち、そのスズメを家に連れて帰って傷を治療して元気になってから放してやりました。スズメに「ごめんね」と謝って治療したことでした。
 島原半島に居た時のことです。魚釣りの大好きな棟梁さんが30センチほどのチヌを釣ってビニール袋に入れて持ってきてくれて「いつもの飲み仲間と一緒に食べてくれ」と言って帰って行きました。袋から出したチヌはかろうじて息をしています。
当時3・4歳だった長男と、バケツに水を入れ塩を溶かしてチヌをいれて尾びれと口を手で動かして人工呼吸をしてやると次第に元気になりバシャバシャと跳ねる様になりました。
「もう大丈夫だぞ」とチヌと長男に声を掛けて海岸に連れて行き「もう釣られるなよ」と声を掛けて逃がしました。チヌは元気に沖へと泳いでいきました。
 そして、その夜、いつもの飲み仲間が集まった時に、事の次第を話して納得してもらったことでした。勿論、友達は笑っていましたが・・・棟梁さんには「美味しかったとお礼を言おう」ということで話はついたのです。
 お寺で生まれた私ですから「殺生するな」といつも言われていましたが友達が魚釣りが好きで狩猟も好きだったものですからよく一緒に出かけたものです。しかし和尚になってからは自ら命を奪うことはどうしても気が引けます。
 私は、趣味で猟銃で鳥や獣を撃ち殺す行為には賛成できません。
殺生が楽しみになるということは、その人の人間性が荒んでいくことに他ならないと思うのです。誰だって、最初は殺生することには抵抗を感じるものだと思います。それでも、続けていると罪悪感が段々と薄れていくのです。それは、「慣れ」というもので罪悪感を感じない人間になるということだと思います。
 お釈迦様は「生命不殺、仏種増長す」と殺生を戒められ「殺さない事によって仏心が自分も他も目覚め伸びていくよ・仏に近づいていくよ(死ぬことではありません。仏教では亡くなった人を仏とは言いません)」とお示しです。
 クレー射撃はスポーツでありますが、猟銃の所有許可についてはもっともっと厳しく厳格であるべきです。殺された人は二度と帰ってこれないのですから銃規制によって趣味を規制してでも人の命を守ることを優先すべきだと思います。
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【2007/12/21 20:57】 | いのち | トラックバック(0) | コメント(3)
<<佐世保猟銃射殺事件から何を学ぶか③ | ホーム | 「命って何?」小学校の子供達から感想文が届きました>>
コメント
久々のコメントです。
毎日、色々と事件が後をたちませんね。
「命って何?」
本当に考えさせられますね。
先日、車で走っていると
私の前に行く車に鳥がぶつかって転がっていっているのが目に入りました。
思わず車を停めて、その鳥を手にすくい
道べりの草の上にそっと置いてあげました。
治療をしてあげられなかったので
もしかしたら息絶えているかも知れません。
でも、車に引かれてペッシャンコで死んでいくよりは・・・と思い。
【2007/12/22 01:47】 URL | ☆優流(ゆる) #-[ 編集]
 久しぶりのコメント嬉しく思います。
全ての生きとし生けるものに慈しみの心を忘れない心が大切ですね。
 優流さんが助けた鳥はきっと喜んでますよ。そして、やがて人間の姿で生まれてくるのかもしれません。
 「人間は嫌だ」と言っているかもしれませんね。
【2007/12/22 09:50】 URL | 藤井 #-[ 編集]
おはようございます。
朝からいいお話を聞かせていただきました。
【殺生に楽しみを感じるのは、人間性が荒んでいることに他ならない。また誰にでも備わっている殺生に対する抵抗感に逆らって殺生を続ければ、だんだん慣れて何も感じなくなる】とのこと。仰るとおりだと思います。趣味で殺生をするのは人間の驕りだと思います。その趣味を正当化する根拠はないと思います。禁止すべきだと私は思います。そういう流れになることを期待しています。
【2007/12/22 10:32】 URL | カレエダ #-[ 編集]
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プロフィール

藤井慶峰(ふじい けいほう)

Author:藤井慶峰(ふじい けいほう)
1954(昭和29)年5月、宇土市生まれ。
 ペットは愛犬レオとルナ(10年前に捨てられていた雑種犬ですが気が利く我が家の番犬です。レオはオスで門番をしています。お参りの人や用があって来た人は笑顔で迎えますが、怪しい人には吠えます。但し、夜は見知らぬ人には吠えますのでご注意。(噛みはしません)八幡大学第2部法律学科卒業、法泉寺26世住職 大本山総持寺布教師 曹洞宗九州管区教化センター布教師 九州四十九院薬師霊場会理事 熊本市人権啓発推進総室講師 保護司 熊本刑務所教誨師 平成義塾熊本前塾長 ハンセン病市民学会宗教部会世話人 人権啓発映画「新あつい壁」製作上映実行委員会事務局世話人  環境ネットワーク熊本会員 宇土の文化を考える市民の会世話人 不知火竜馬会会員 自殺防止ネットワーク風熊本相談所 
 宇土市議会議員(3期目)

(好きな言葉)希望は高く頭は低く   実るほど頭の下がる稲穂かな    身を削り 人に尽くさん すりこぎの その味知れる 人ぞ尊し
(尊敬する人)お釈迦様  マハトマ・ガンジー  横井小楠  坂本竜馬  吉田松陰 田中正造 西郷隆盛 小松帯刀 天璋院篤姫
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