横井小楠と肥後の猛婦たち(12時25分追記)
 昨日は、午後1時半から4時半まで熊本市の国際交流会館6階ホールで「横井小楠と肥後の猛婦たち」というテーマのシンポジウムが開催されました。
 パネリストは、横井小楠・横井玉子研究者、文学博士の堤 克彦氏>
民友社の文学、徳富蘆花の研究者、元熊本大学教授、文学博士の中村青史氏。熊本日日新聞夕刊連載「永遠の少女 高群逸枝」著者の緒方 惇氏。熊本日日新聞夕刊連載小説「愛子と蘆花の物語」、「蘆花の妻、愛子」の作家の本田節子氏の4人。
 コーディネーターは、熊本日日新聞編集委員の井上智重氏で、肥後の猛婦達についての様々な話題が活発に楽しく紹介されました。
会場は、殆ど満員という盛況振りでした。

 ご存知の方も多いとは思いますが、横井小楠は、江戸時代末期に肥後が生んだ思想家で、明治維新の立役者、坂本竜馬や勝海舟、松平春嶽など多くの明治の指導者に大きな影響を与え、明治新政府の思想的な柱となった大思想家であります。
 小楠の妻つせは、矢島忠左衛門・鶴子の三女で小楠と門弟達の活動を支えました。その姉、矢島家長女竹崎順子は、熊本女学校の創設者であります。
 また、次女徳富久子は、小楠の弟子、徳富一敬と結婚し徳富蘇峰・徳富蘆花を産み育てた母親であり禁煙運動家であります。
 横井玉子は、小楠の甥・左平太の妻で日本で初めて女子美術学校(現・女子美術大学)を創設した教育者です。
 まだまだ、小楠に繋がる肥後の女性偉人がたくさんおりますが、そういう女性についてのシンポジウムでありました。

 夜は、横井小楠のひ孫にあたられる横井和子先生(横井家当主)のピアノ演奏会と交流会がホテル日航熊本で開催され参加しました。
 横井和子先生は、東京美術学校をご卒業された音楽家で大阪教育大学名誉教授、日本ピアノ連盟名誉顧問を務めておられます。とても、88歳とは思えない迫力のあるまた細やかなピアノ演奏に参加者一同魅了されました。

 肥後熊本は、多くの傑出した人物を排出しているのですが、「肥後の引き倒し」という悪い言葉に象徴されるように、狭い島国根性で、優秀な人材を潰してきた歴史がありその歴史的風土は今も尚、悪しき風土として生き続けています。

 小楠は、藩学校時習館で学問を修めていましたが、非凡なる才能の持ち主で優秀でしたが武家の次男坊で冷遇されていました。その小楠を指南役として迎えたのが越前福井藩の松平春嶽であります。
 小楠は、江戸幕府の大政奉還や明治新政府の樹立に多大なる貢献を果たしましたが、 1869年(明治2年)1月、朝廷からの帰途、賊徒に襲われ凶刃に倒れました。享年61歳でした。
 小楠がこの後も生きていたら、歴史はまた大きく変わっていたのだろうと思います。

スポンサーサイト
【2007/10/27 01:59】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0)
<<KKTテレビタミンの取材・・ご協力ください | ホーム | アメリカの山火事・・・人類に対する警告>>
コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://keihoh.blog58.fc2.com/tb.php/281-3513fb4f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)


藤井慶峰の日々を綴るブログです。法泉寺のHPへ

プロフィール

藤井慶峰(ふじい けいほう)

Author:藤井慶峰(ふじい けいほう)
1954(昭和29)年5月、宇土市生まれ。
 ペットは愛犬レオとルナ(10年前に捨てられていた雑種犬ですが気が利く我が家の番犬です。レオはオスで門番をしています。お参りの人や用があって来た人は笑顔で迎えますが、怪しい人には吠えます。但し、夜は見知らぬ人には吠えますのでご注意。(噛みはしません)八幡大学第2部法律学科卒業、法泉寺26世住職 大本山総持寺布教師 曹洞宗九州管区教化センター布教師 九州四十九院薬師霊場会理事 熊本市人権啓発推進総室講師 保護司 熊本刑務所教誨師 平成義塾熊本前塾長 ハンセン病市民学会宗教部会世話人 人権啓発映画「新あつい壁」製作上映実行委員会事務局世話人  環境ネットワーク熊本会員 宇土の文化を考える市民の会世話人 不知火竜馬会会員 自殺防止ネットワーク風熊本相談所 
 宇土市議会議員(3期目)

(好きな言葉)希望は高く頭は低く   実るほど頭の下がる稲穂かな    身を削り 人に尽くさん すりこぎの その味知れる 人ぞ尊し
(尊敬する人)お釈迦様  マハトマ・ガンジー  横井小楠  坂本竜馬  吉田松陰 田中正造 西郷隆盛 小松帯刀 天璋院篤姫
(著書)美しい地球と未来を子供たちに ㈱ぱんたか刊 1300円 この本を送料・税込み1000円で差し上げます。

過去ログ

最近の記事

カテゴリー

ブログ内検索

リンク

このブログをリンクに追加する

最近のトラックバック

QRコード

QRコード

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる