今日の午前中に<ボクシングタイトルマッチで反則行為を連発してJBCから一年間の資格停止処分を受けた亀田大毅がチャンピョン内藤大助の自宅を訪問して謝罪したそうです。
内藤は、その謝罪を受けて「もう終わった事。これからも頑張って欲しい」という激励の言葉を贈ったと報道されています。
昨日の亀田大毅、父史郎氏と共栄ジムの金平桂一郎会長の記者会見を見た限りでは、本当に反省しているのかと疑問を抱かざるを得なかったのですが、今日の訪問しての謝罪は本物だと思います。
先日の、試合で、もし亀田大毅が勝っていたらどんな状況になっていたでしょうか?
想像してみましょう・・・。
中継していたTBSは、亀田一家を賞賛し、亀田ファンは勝利を祝って大騒ぎになったことでしょう。そして、亀田大毅は内藤に対して「切腹しろゴキブリ」などと内藤を罵倒しそれに迎合するファンが追い討ちをかけたのではないでしょうか。それは、考えただけでも恐ろしいことです。
今回の一戦は、内藤大助は、良識的国民の期待を一身に背負って「国民の良識」を守る為の戦いをやったのだと思います。
内藤大助は、かつていじめられっ子だったそうで、強くなりたい一心でボクシングを始めた苦労人です。弱者の苦しみ、いじめられる者の苦しみ、苦労を知り、そこから這い上がって手に入れた世界チャンピョンの座なのです。
だからこそ、彼はボクシングだけではなく、人間としての正しい生き方も身に付けた本物のチャンピョンになったのではないでしょうか。
彼は、謝罪に来た大毅を許しました。それは、大毅を本物の人間に、本物のプロボクサーにしたいというチャンピョンの懐の深さから出た本音だと思います。
亀田一家には、この敗戦と反則行為に対する処分を真摯に受け止め再起を期して欲しいと思います。
亀田一家が潰れる事を願っている国民より再起して本物のチャンピョンになることを期待している国民の方が遥かに多いはずです。
私も、そのひとりであります。人間的に成長した亀田一家の再登板を期待したいと思います。
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