「危険運転罪」回避の判決、逃げ得を助長しないか
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  写真は、一昨年の8月25日の夜、福岡市で発生した飲酒運転の車に追突されて橋から海に転落した乗用車に乗っていた5人家族の幼い子ども達3人が死亡した痛ましい事故から1年後、この子供達の菩提寺である東区馬出の妙徳寺にご両親によって建立された三体のお地蔵様です。
 一周忌の法要は、昨年8月19日の日曜日に営まれました。
加害者の福岡市の職員が飲酒運転さえしなかったらこの事故は起きなかったでしょうし幼い子供達の命も奪われる事は無かったでしょう。

 昨日、福岡地裁でこの事故の加害者に対する判決が出ました。
検察は「危険運転罪」の適用を求めていましたが判決は、「わき見運転が原因」として業務上過失致死罪を適用して懲役7年6ヶ月の判決を言い渡しました。
 私は、この判決に対して極めて違和感を感じました。それは、被告人は、一般道路を飲酒運転で時速100キロの猛スピードで走行していました。
 被害者の車に激しく追突、被害者の車は橋の欄干を突き破って海に転落したのに現場から逃走して友人に「身代わり」を依頼し、大量の水を飲んでアルコール濃度を薄めるなどの工作をしました。
 これらの行為を「悪質・危険極まりない運転」と言わずに何というのでしょうか?
 危険運転罪の構成要件の中には、下記の四つの違反行為によって人を死傷させた場合があります。
①飲酒や薬物の影響で正常な運転が困難な状態
②制御困難な高速走行
③通行妨害目的の割り込みや幅寄せ
④赤信号を殊更に無視
 一般道路を時速100キロで走る行為は明らかに②に該当すると思いますし事故直前までの飲酒の量は①の「正常な運転が困難な状態」であったと思います。
 私は、前途有望な被告人の更生を考えれば確かに少しでも刑を軽くするべきと考えます。しかし、被告の行動は「悪質」でありますから「危険運転罪」の適用が妥当だと考えます。
 裁判官が意図的に罪を軽減することを考えたとさえ思えるのです。
 この判決は、「わき見運転」を主張して罪を軽減させ、逃走して隠ぺい工作をするという「逃げ得」を助長しはしないかと心配であります。
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【2008/01/09 02:09】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0)
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プロフィール

藤井慶峰(ふじい けいほう)

Author:藤井慶峰(ふじい けいほう)
1954(昭和29)年5月、宇土市生まれ。
 ペットは愛犬レオとルナ(10年前に捨てられていた雑種犬ですが気が利く我が家の番犬です。レオはオスで門番をしています。お参りの人や用があって来た人は笑顔で迎えますが、怪しい人には吠えます。但し、夜は見知らぬ人には吠えますのでご注意。(噛みはしません)八幡大学第2部法律学科卒業、法泉寺26世住職 大本山総持寺布教師 曹洞宗九州管区教化センター布教師 九州四十九院薬師霊場会理事 熊本市人権啓発推進総室講師 保護司 熊本刑務所教誨師 平成義塾熊本前塾長 ハンセン病市民学会宗教部会世話人 人権啓発映画「新あつい壁」製作上映実行委員会事務局世話人  環境ネットワーク熊本会員 宇土の文化を考える市民の会世話人 不知火竜馬会会員 自殺防止ネットワーク風熊本相談所 
 宇土市議会議員(3期目)

(好きな言葉)希望は高く頭は低く   実るほど頭の下がる稲穂かな    身を削り 人に尽くさん すりこぎの その味知れる 人ぞ尊し
(尊敬する人)お釈迦様  マハトマ・ガンジー  横井小楠  坂本竜馬  吉田松陰 田中正造 西郷隆盛 小松帯刀 天璋院篤姫
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