3月議会一般質問「不登校と引き籠り対策について」⑤終
(藤井)
有難うございました。私もいろんな方から不登校や引き籠りについての相談を受けます。
もう、7、8年前のことですが、熊本市内のお婆ちゃんから手紙をいただきました。
内容は、中学2年生の孫息子が不登校で親に対して暴力を振るうことがある。何とか助けて欲しい」というものでありました。私は、間を置かずに自宅を訪問し手紙をくれたお婆ちゃんと少年と母親と会いました。
少年に「子供の頃は、いろんなことがあって良いけど、このままでは嫌だろう。何とかしたいと思うのに出来ないからイライラするんだろう」など彼に思いを話させて何度か訪問を繰り返しました。そして、「四国の高松に私の先輩がやっている『喝破道場』という情緒障害児短期療養施設があるから行ってみないか」と訊くと「行ってみる」と言いますので、お母様から中学校に連絡して学校は出席扱いにしていただき3か月間行かせました。
 ここでは、朝早く起きて座禅や読経、農作業、勉強をします。野菜などは自供自足ですから農作業もあります。勿論、無農薬野菜と玄米食ですから、アトピー性皮膚炎の子供も治ってしまいます。一面、規則正しい厳しい生活ではありますが、それが大切なんですね。生ぬるい生活ではなかなか立ち直りは難しいです。ここへ来た子供も大人も多くが生きる力を得て帰っていきます。
 3か月後帰宅した彼は、見違える程逞しくなって、直ぐに登校するようになり、熊本市内の高校へ進学して卒業し、現在は、陸上自衛隊の北熊本駐屯地に勤めています。熊本地震の時は、益城町へ災害派遣で頑張ったと言っておりました。私が自分で言うのもなんですが、ご家族からも本人からも感謝されております。
今でもお婆ちゃんとは手紙や電話でやり取りし、本人とは、電話やラインでやり取りしております。これは、私が受けた相談者の一例であります。
 緒方先生と私の共通認識なんですが、綺麗ごとでは解決できない、本気で正面から向き合わないと解決できないということです。

 最後に国や県も引き籠り対策、相談窓口などを設置しておりますが、本市としての取り組みについてお伺いします。健康福祉部長にお伺いします。
(健康福祉部長)
 ひきこもりの防止対策についてお答えします。
市では,ひきこもりを専門とした相談員の設置は行っておりませんが,平成27年度から宇土市社会福祉協議会内に「うと自立相談センター」を設置し,就労支援などに取り組んでいます。本センターでは,ひきこもりの方も対象としており,身近に相談できる窓口として,ご本人やご家族の方の悩みや相談に応じ,一人でも多くの方が社会復帰できるように努めております。
また,熊本県が,「ひきこもり地域支援センター」や「ゆるっとスペースCoCo」等を設置・運営しており,専門スタッフが電話・面接相談に応じ,医療・保健・福祉・教育・労働等の関係機関と連携し,本人の望む一歩を一緒に考えるなど,社会参加の支援を行っています。そのセンターが,相談会や講演会等を開催されていますので,その都度,相談情報を広報誌等に掲載し周知しております。
また,不登校とひきこもりの関係ですが,先ほど申し上げた内閣府の実態調査によると,ひきもこりの理由として,「職場になじめなかった」と「不登校」がトップを占める結果となっています。
本市においても,不登校からひきこもりに移行するのではと心配される児童生徒のケースがあるため,子育て支援課を事務局として設置している要保護児童対策及びDV対策地域協議会において関係機関と連携して支援を行っております。不登校やひきこもりについては,その原因や状況が様々です。そのご家庭が抱えている問題を引き出し,ケースに応じた対応を行うことで,不登校からひきこもりへの移行を防ぐ対策を行っております。
今後は更に,民生委員児童委員の皆様のご協力をいただきながら,地域のひきこもり情報を収集し,相談事業の充実に取り組み,一人一人の状況に応じた支援を継続してまいります。
(藤井)
有難うございました。不登校の児童生徒は、学校に登校しないことで把握できますが、引き籠りについては、その家族が「家の子は引き籠りです」とか「家には引き籠りが居ます」とは、なかなか言いませんから把握することは極めて難しいと思います。
本人やご家族が市や県の対策、相談所などの情報を得て自ら相談していただくことが一番良いと思う訳です。私は、こうして議会で議論することも本人や家族が相談するきっかけになるだろうと思っております。
広報「うと」でも、市のホームページにも相談窓口のことは広報してありますが、引き籠りの人やその家族が「相談に行ってみよう」と思い、一歩を踏み出していただくことを心から願うものであります。私も、微力ながらお手伝いさせていただくことをお伝えして質問を終わります。有難うございました。
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【2018/02/28 07:57】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0)
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プロフィール

藤井慶峰(ふじい けいほう)

Author:藤井慶峰(ふじい けいほう)
1954(昭和29)年5月、宇土市生まれ。
 ペットは愛犬レオとルナ(10年前に捨てられていた雑種犬ですが気が利く我が家の番犬です。レオはオスで門番をしています。お参りの人や用があって来た人は笑顔で迎えますが、怪しい人には吠えます。但し、夜は見知らぬ人には吠えますのでご注意。(噛みはしません)八幡大学第2部法律学科卒業、法泉寺26世住職 大本山総持寺布教師 曹洞宗九州管区教化センター布教師 九州四十九院薬師霊場会理事 熊本市人権啓発推進総室講師 保護司 熊本刑務所教誨師 平成義塾熊本前塾長 ハンセン病市民学会宗教部会世話人 人権啓発映画「新あつい壁」製作上映実行委員会事務局世話人  環境ネットワーク熊本会員 宇土の文化を考える市民の会世話人 不知火竜馬会会員 自殺防止ネットワーク風熊本相談所 
 宇土市議会議員(3期目)

(好きな言葉)希望は高く頭は低く   実るほど頭の下がる稲穂かな    身を削り 人に尽くさん すりこぎの その味知れる 人ぞ尊し
(尊敬する人)お釈迦様  マハトマ・ガンジー  横井小楠  坂本竜馬  吉田松陰 田中正造 西郷隆盛 小松帯刀 天璋院篤姫
(著書)美しい地球と未来を子供たちに ㈱ぱんたか刊 1300円 この本を送料・税込み1000円で差し上げます。

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