引き籠り対策についてでありますが、この問題については、昨年12月議会でも福田議員が質問され、私自身も過去に行いました。また、他の議員も何度かされております。
この問題は、それだけ大きな問題でありますので私もまた取り上げたのであります。大人になっても引き籠り状態の人がおられます。21、2歳のころから還暦を超えても引き籠りしている方もおられまして、年老いた親と同居しておられるのですが、親が亡くなられたらどうするのだろうかと人のこととは言え心配でならない訳であります。この方の場合、親が亡くなられたらご兄弟や行政の援助に頼らざるを得ないのではないかと想像しております。行政の援助と言っても働ける人が簡単に生活保護を受けることは難しい訳であります。出来だけ若いうちに引き籠りから脱して欲しいと思う訳です。引き籠りから再起させるのは引き籠りの時間が短いほど再起させ易いと思います。
先ず、市として本市の引き籠り市民の人数を把握しておられればお聞きしたいと思います。健康福祉部長お願いします。
(健康福祉部長)
ひきこもりの状況につきましてお答えします。
まず,厚生労働省が定義します「ひきこもり」について説明しますと,様々な要因の結果として,社会的参加を回避し,原則的には6か月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態とされています。
よって率直に申しますと,この定義によるひきこもりの対象者数を本市では把握していないのが実情です。
参考として,平成28年9月に内閣府が公表しました「若者の生活に関する調査報告書」によりますと,「ひきこもり」とされる人は,15歳から39歳までの年齢層で全国に17万6千人程度,対象年齢層の0.51%と推計されています。あくまでも推計ですが,この報告書の割合をもとに平成27年国勢調査の本市の15歳から39歳までの人口9,237人に対し,ひきこもり率0.51%を乗じて算出しますと,47人程度が該当するのではなかろうかと推測されます。
以上です。
スポンサーサイト