「県のハンセン病問題啓発推進委員会」で講演の内容です。②
1、 世界宗教者平和会議での差別発言
1979年(昭和54年)9月、アメリカのプリンストンで開催された第3回世界宗教者平和会議に於いて、当時全日本仏教会理事長を務めていた曹洞宗宗務総長が、現実問題部会・第三分科会の中で、日本における部落問題の文言の削除を求めた発言です。
 作業部会の一つである「人権と人種及び民族グループ」からの報告書の原案の中に「我々は、日本の部落民とか、インドのアンタッチャブルのような人々の苦境に深い懸念を持つ」という一文が入っていました。
 それに対して、削除すべきだとして3回にわたって発言しました。
① 日本に部落問題、部落差別というものはない。
② 部落解放を理由に何か騒ごうとしている者がいるだけ。
③ 政府も自治体も誰も差別をしていない。
④ だから日本においては、現在、部落問題、部落が差別されているようなことは現実にない。
⑤ 日本の名誉の為にも部落問題の個所は報告書から削除して貰いたい。
以上のような、内容で現実を無視した宗教者として本質を問われる重大な発言でした。
 この差別発言に対する曹洞宗に対する確認会や糾弾会学習会が曹洞宗だけでなく、他の教団宗派が本格的に人権問題に取り組む契機となりました。
 1981年(昭和56年)53の教団(現在は64教団)と三連合体が「同和問題の解決なくしては、もはや宗教者たり得ない」と「同和問題」に取り組む宗教教団連帯会議を結成しました。
 糾弾学習会の中で宗門の中に存在する差別事象が明らかになりました。
① 過去帳や墓石に刻まれた差別戒名や差別記載。
② 差別儀礼の伝承。(ビデオの中にも紹介されていた)
③ 檀家制度を利用する身元調査の実態。
スポンサーサイト
【2017/10/03 20:25】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0)
<<「県のハンセン病問題啓発推進委員会」で講演の内容です。③ | ホーム | 「県のハンセン病問題啓発推進委員会」で講演の内容です。①>>
コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://keihoh.blog58.fc2.com/tb.php/1765-345c9956
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)


藤井慶峰の日々を綴るブログです。法泉寺のHPへ

プロフィール

藤井慶峰(ふじい けいほう)

Author:藤井慶峰(ふじい けいほう)
1954(昭和29)年5月、宇土市生まれ。
 ペットは愛犬レオとルナ(10年前に捨てられていた雑種犬ですが気が利く我が家の番犬です。レオはオスで門番をしています。お参りの人や用があって来た人は笑顔で迎えますが、怪しい人には吠えます。但し、夜は見知らぬ人には吠えますのでご注意。(噛みはしません)八幡大学第2部法律学科卒業、法泉寺26世住職 大本山総持寺布教師 曹洞宗九州管区教化センター布教師 九州四十九院薬師霊場会理事 熊本市人権啓発推進総室講師 保護司 熊本刑務所教誨師 平成義塾熊本前塾長 ハンセン病市民学会宗教部会世話人 人権啓発映画「新あつい壁」製作上映実行委員会事務局世話人  環境ネットワーク熊本会員 宇土の文化を考える市民の会世話人 不知火竜馬会会員 自殺防止ネットワーク風熊本相談所 
 宇土市議会議員(3期目)

(好きな言葉)希望は高く頭は低く   実るほど頭の下がる稲穂かな    身を削り 人に尽くさん すりこぎの その味知れる 人ぞ尊し
(尊敬する人)お釈迦様  マハトマ・ガンジー  横井小楠  坂本竜馬  吉田松陰 田中正造 西郷隆盛 小松帯刀 天璋院篤姫
(著書)美しい地球と未来を子供たちに ㈱ぱんたか刊 1300円 この本を送料・税込み1000円で差し上げます。

過去ログ

最近の記事

カテゴリー

ブログ内検索

リンク

このブログをリンクに追加する

最近のトラックバック

QRコード

QRコード

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる