熊本刑務所教誨師を拝命して丸20年のグループ教誨
 昨日、熊本刑務所教誨師を拝命してから丸20年のグループ教誨を実施しました。
西有家町(現南島原市西有家町)から、平成6年9月に法泉寺に帰り、予てから招請されていた教誨師を拝命したのが平成8年の3月でした。
 従って、昨日が丸20年の教誨ということになります。
一口に20年と言っても長いものです。
教誨師は、憲法で信教の自由、政教分離が規定されておりますから教誨活動はボランティアです。

 グループ教誨は、教誨師室に希望者の中から厳しい選考で認められた被収容者だけが参加できます。
私の場合、17時半から18時半までですが、宗派によっては昼間に実施しているところもあるようです。
先ず般若心経を全員で読経し世界の全ての人々の幸せと参加者の仏道成就を祈ります。
その後、曹洞宗の修証義を読み、彼らには焼香をして貰います。

祈ることは、彼らの罪によって犠牲になられた方々、ご先祖様、戦災や自然災害、事故で亡くなられた方も含む全ての精霊に回向します。その後、10分ほど座禅して、30分の法話をします。
 2年前までは、先輩教誨師の高橋先生がおられましたので隔月でグループ教誨を担当し、個人教誨(一対一で面会)については、随時行っておりました。高橋先生が辞任されてからは、毎月のグループ教誨と個人教誨を勤め、毎月の教誨師例会に参加しております。
 昨年10月には、有難くも福岡矯正管区長からの感謝状をいただきました。
 父が教誨師を務めたのが15年でしたからその期間を超えてしまいました。
 振り返れば、あっという間の20年ですが、長い20年の教誨活動でもありました。
出所前に個人教誨を求められたり、最後のグループ教誨が終わってから握手し涙して社会復帰して行った受刑者も何人もいます。
出所後にお礼の電話や便りをくれる人も居ます。
1人でも本気で改悛してくれる人が居ることが教誨師の喜びであり遣り甲斐であります。

 昨日、刑務所の教育課の刑務官から、「今回、新たにグループ教誨の参加者を募集しましたところ、全員が藤井先生の座禅会を希望しておりました。今日からこのグループに3人が加わります」と報告がありました。

 希望者が居ると言うことは、とても嬉しいことです。
これからも、彼等が望む限り頑張っていきたいと思う次第です。

 
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【2016/02/17 07:01】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0)
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プロフィール

藤井慶峰(ふじい けいほう)

Author:藤井慶峰(ふじい けいほう)
1954(昭和29)年5月、宇土市生まれ。
 ペットは愛犬レオとルナ(10年前に捨てられていた雑種犬ですが気が利く我が家の番犬です。レオはオスで門番をしています。お参りの人や用があって来た人は笑顔で迎えますが、怪しい人には吠えます。但し、夜は見知らぬ人には吠えますのでご注意。(噛みはしません)八幡大学第2部法律学科卒業、法泉寺26世住職 大本山総持寺布教師 曹洞宗九州管区教化センター布教師 九州四十九院薬師霊場会理事 熊本市人権啓発推進総室講師 保護司 熊本刑務所教誨師 平成義塾熊本前塾長 ハンセン病市民学会宗教部会世話人 人権啓発映画「新あつい壁」製作上映実行委員会事務局世話人  環境ネットワーク熊本会員 宇土の文化を考える市民の会世話人 不知火竜馬会会員 自殺防止ネットワーク風熊本相談所 
 宇土市議会議員(3期目)

(好きな言葉)希望は高く頭は低く   実るほど頭の下がる稲穂かな    身を削り 人に尽くさん すりこぎの その味知れる 人ぞ尊し
(尊敬する人)お釈迦様  マハトマ・ガンジー  横井小楠  坂本竜馬  吉田松陰 田中正造 西郷隆盛 小松帯刀 天璋院篤姫
(著書)美しい地球と未来を子供たちに ㈱ぱんたか刊 1300円 この本を送料・税込み1000円で差し上げます。

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