宇土市水町に設置計画が進められている競輪とオートレースの場外車券売り場について、宇城地区保護司会では、12月25日の宇城地区保護司会研修会後に緊急総会を開催し下記の理由により設置に反対することを決議しました。 よって、宇土市長、宇土市議会、宇土市教育委員会、設置予定地の地権者の皆様、地元行政区長、宇土市民の皆様に対して、開設に反対していただくよう強く要望致します。 (反対の主な理由) ① これまでも、パチンコや競輪、競馬、競艇などのギャンブルにのめり込み、経済的に破綻し、借金を抱えて一家の主や主婦が自殺した家庭もあり、家庭崩壊に繋がった事件が多くありました。その犠牲になるのは、子供たちであります。青少年の健全育成の立場からも犯罪防止の観点からも容認できないと考えます。 ② 開設予定の施設では、来場者数を1日280人、年間売り上げを15億2千万円としています。その売上は、宇土市はじめ近隣市町村の人達がつぎ込むお金であります。例え、宇土市に1パーセント程度の協力金が来たとしても、ギャンブルによって経済的困窮を来し、税金や健康保険税、介護保険料、年金保険料、給食費等を滞納されることになれば、その金額以上の損失を被ることは明らかであります。 ③ 当該施設については、「地域の活性化に繋がる」という見方もありますが、八代市の日奈久に開設された場外馬券売り場の現状をみても分かるように地元の活性化には繋がっていません。ギャンブルに来る人達は、その為にだけ来るのであって買い物をすることは極めて少ないのであります。 ④ 地域の活性化とか一面的な経済効果とかよりもギャンブルによるマイナス面を直視するべきであり「教育立市」を掲げる宇土市にとっても相反する施設であると考えるものであります。 以上