FC2ブログ
拳銃発砲立てこもり事件に思う
 愛知県長久手町で拳銃を持った元暴力団員が29時間に渡って立て篭もった事件は23歳の前途有望な現職警察官が被弾して殉職するという悲しい結果に終わった。
 幼い子供さんを残して亡くなっていった若者とそのご家族の心中を察すると悔しさと悲しみがこみ上げてくる。
 この犯人は、「殺す気はなかった」と言っているが拳銃を警察官に向けて撃てば当ったら死ぬ可能性が高いことは分っているはずだ。
こんな、手前勝手で卑怯な男はあの場で射殺されても仕方なかったと思うのは私だけではなかろう。
 この国の司法は「被害者には冷たく加害者には暖かい」と言われている。被害者は、犯罪の被害という一次被害の他に二次・三次と様々な被害を被る事になる。逆に加害者は「人権」を盾に死刑判決を受けて執行されるまでは命は保障され、衣食住が保障されるのだ。
 最近になって、やっと「被害者の人権と被害者の救済」に目が向けられるようになったきたところだ。
 さて、この事件の犯人は、覚せい剤を使用していたようだが、目を見れば一目瞭然である。
 刑務所教誨師と保護司として犯罪者に接しているとこの手の人間は直ぐに見分けることができる。シンナーや覚せい剤の使用によって脳神経を犯された人間の目は、ギラギラして眼の奥行きが深くなっている。顔色は青白く疲れている様子が覗える。覚せい剤を使用すると神経が高揚し二・三日眠らなくても平気なのだ。しかし、確実に体は疲れきっていくから体と神経のギャップが体と脳神経を蝕んでいくのだ。
 過去に於いて覚せい剤を使用して足を洗った人間でも、その後遺症は完全に抜けることはない。
この犯人に対する刑事罰は無期懲役か死刑(可能性は低い)だろうが、衣食住を与えられて生きながらえることができる。
 しかし、この無法者に殺された若き警察官は二度と生き返ってくることはできない。可愛いわが子を抱くことも愛する奥さんと小さな幸福な家庭を守っていくこともできないのだ。残されたご家族のことを思うと悔しくてならない。そして、この無法者が許せない・・・これが、教誨師、保護司、和尚としての私ではなく人間としての私の思いだ。
スポンサーサイト



【2007/05/19 17:22】 | いのち | トラックバック(0) | コメント(0)
<<映画「俺は君のためにこそ死にに行く」 | ホーム | 続々と起きるおぞましい事件>>
コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://keihoh.blog58.fc2.com/tb.php/166-a15f7fae
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)


藤井慶峰の日々を綴るブログです。法泉寺のHPへ

プロフィール

藤井慶峰(ふじい けいほう)

Author:藤井慶峰(ふじい けいほう)
1954(昭和29)年5月、宇土市生まれ。
 ペットは愛犬レオとルナ(10年前に捨てられていた雑種犬ですが気が利く我が家の番犬です。レオはオスで門番をしています。お参りの人や用があって来た人は笑顔で迎えますが、怪しい人には吠えます。但し、夜は見知らぬ人には吠えますのでご注意。(噛みはしません)八幡大学第2部法律学科卒業、法泉寺26世住職 大本山総持寺布教師 曹洞宗九州管区教化センター布教師 九州四十九院薬師霊場会理事 熊本市人権啓発推進総室講師 保護司 熊本刑務所教誨師 平成義塾熊本前塾長 ハンセン病市民学会宗教部会世話人 人権啓発映画「新あつい壁」製作上映実行委員会事務局世話人  環境ネットワーク熊本会員 宇土の文化を考える市民の会世話人 不知火竜馬会会員 自殺防止ネットワーク風熊本相談所 
 宇土市議会議員(3期目)

(好きな言葉)希望は高く頭は低く   実るほど頭の下がる稲穂かな    身を削り 人に尽くさん すりこぎの その味知れる 人ぞ尊し
(尊敬する人)お釈迦様  マハトマ・ガンジー  横井小楠  坂本竜馬  吉田松陰 田中正造 西郷隆盛 小松帯刀 天璋院篤姫
(著書)美しい地球と未来を子供たちに ㈱ぱんたか刊 1300円 この本を送料・税込み1000円で差し上げます。

過去ログ

最近の記事

カテゴリー

ブログ内検索

リンク

このブログをリンクに追加する

最近のトラックバック

QRコード

QRコード

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる