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「義理と人情の男の世界」は何処へ行った・・・
 長崎市長を殺害した犯人が所属している暴力団が長崎県警に「解散届」を出したそうです。この暴力団は、本島市長時代にも市長を恐喝する事件を起こして逮捕者を出しているそうで、所詮、ゆすりたかりの暴力団に過ぎないのでしょう。家宅捜索を恐れての見せ掛け解散かもしれません。いずれにしても、徹底した捜索をして武器類、覚せい剤などの不法所持などの犯罪を暴きだして欲しいと思います。
 弱い奴ほど武器を持ちたがるのが世の恒で、抗争事件から身を守る為、或いは殺し合いをやる為に拳銃を手に入れようとするものです。
 その拳銃を普通の社会に生きている人に向けるのだからこういう輩は「やくざ」と呼ぶと本物のやくざ屋さんに対して失礼でしょう。ただの「悪党」、「人間の屑」、「ごろつき」と言ったが良いのかもしれません。
 故鶴田浩二が歌った「人生劇場」に「義理がすたればこの世は闇だ・・・義理と人情の男の世界・・・」という一説があります。
 刑務所で私の教誨に参加していた元暴力団の服役囚がいました。彼の罪状は「殺人と殺人未遂」で13年の刑で服役していました。
 個人教誨の時に話してくれた事件の概要は、兄貴分の妻が経営するスナックに、対立する暴力団員が2人押しかけてきて兄貴分を袋叩きにした。兄貴分の妻が助けを求めてきたので彼は一人でその店に駆けつけ、相手の組員一人を刺殺し、もう一人に怪我をさせて逃げることもせずに駆けつけた警察官に逮捕されたのだそうです。
 「どうしてやくざの世界に入ったのか?」と訊ねると「高校生の頃、近所の若いやくざの兄さんが、いつもかっこいい車に乗って帰って来ていた。その姿にあこがれてやくざの世界に入りました。でも、もう組も解散しましたし帰る所は故郷の実家しかないので足を洗って真面目に働きます」と話してくれました。実際に、彼は出所して故郷のお兄さんの元へ帰って行きました。
 彼は、「兄貴分とその妻を助けなければ」という思いで犯行に及んだもので義理と人情に生きたのだろうと思います。
 この青年は、なかなかの美男子で、法衣を着せれば「立派なお坊さん」になれると思ったぐらいでありました。
 教誨に参加する服役囚の目は、時間の経過と共に優しくなって来るのです。それは、教誨を受けることによって自らの過ちに気づき「仏心に目覚める」からだと思います。
 教誨師を拝命して12年目になりますが教誨に参加して間もない頃の目付きと数年経過後の目付きは全く別人の如く優しくなって来ます。
やくざの世界に戻りたい服役囚には申し訳ないぐらい優しい眼差しになるのです。
 やくざの世界から足を洗えないのならせめて「義理と人情の世界」に生きて欲しいものだと思います。
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【2007/04/19 15:32】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0)
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プロフィール

藤井慶峰(ふじい けいほう)

Author:藤井慶峰(ふじい けいほう)
1954(昭和29)年5月、宇土市生まれ。
 ペットは愛犬レオとルナ(10年前に捨てられていた雑種犬ですが気が利く我が家の番犬です。レオはオスで門番をしています。お参りの人や用があって来た人は笑顔で迎えますが、怪しい人には吠えます。但し、夜は見知らぬ人には吠えますのでご注意。(噛みはしません)八幡大学第2部法律学科卒業、法泉寺26世住職 大本山総持寺布教師 曹洞宗九州管区教化センター布教師 九州四十九院薬師霊場会理事 熊本市人権啓発推進総室講師 保護司 熊本刑務所教誨師 平成義塾熊本前塾長 ハンセン病市民学会宗教部会世話人 人権啓発映画「新あつい壁」製作上映実行委員会事務局世話人  環境ネットワーク熊本会員 宇土の文化を考える市民の会世話人 不知火竜馬会会員 自殺防止ネットワーク風熊本相談所 
 宇土市議会議員(3期目)

(好きな言葉)希望は高く頭は低く   実るほど頭の下がる稲穂かな    身を削り 人に尽くさん すりこぎの その味知れる 人ぞ尊し
(尊敬する人)お釈迦様  マハトマ・ガンジー  横井小楠  坂本竜馬  吉田松陰 田中正造 西郷隆盛 小松帯刀 天璋院篤姫
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