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いのちを語る24赤ちゃんポスト・「救うべき命を救う」
 熊本市の慈恵病院が設置を計画している「赤ちゃんポスト(コウノトリのゆりかご)」について、当初「問題はない」というような態度をとっていた厚生労働省が今日の参議院予算委員会での柳沢厚生労働大臣の答弁によるといささか否定的な意見に傾いて来ているようだ。恐らく、安倍総理の否定的な意見を受け入れてのことであろう。
 この問題について、社会的な反応は賛成派が6割、反対派が4割ということのようだ。
 私自身も「いのちを語る」ひとりの宗教者として、コメントを避ける訳には行かないと思うので私見を述べて見たい。
 先ず、この慈恵病院はキリスト教の修道院を併設する病院で、私も一度だけ訪問したことがある。
 1898年(明治31年)10月にジャン・マリー・コール神父がマリアの宣教者フランシスコ修道会の5人の修道女の派遣を得て熊本市島崎町にハンセン病患者療養の為の琵琶崎待老院を建設したことに始まる病院だ。
 修道女の献身的な看病とキリスト教への信仰によって多くのハンセン病患者が救われたことであろう。
 私は、ハンセン病問題の研究の為に訪問したのだった。70歳を越えた優しいマリヤという修道女の方が「禅僧」の私を歓迎し案内して丁寧に説明してくれた。
 時代は移り、現在は、総合病院として生まれ変わりハンセン病の元患者(患者は国内には殆どいない。完治した方ばかりである)の方は殆どいないと聞いている。
 今回の「赤ちゃんポスト」の設置も、今から約110年前に琵琶崎待老院を建設した時と同じ思いではなかろうか。それは、博愛の精神、仏教で言う慈悲心によるものと思う。
 尊い縁あって授かった命を育てることができない親達。理由は、経済的理由、親の境遇によるもの、許されない結婚・出産など色々あるであろうが、現代は、親が我が子を虐待し殺す、産んでから直ちに殺害し遺棄するという浅ましい事件が続発している。
 もし、「赤ちゃんポスト(コウノトリのゆりかご)」があったとしたら殺されずに済んだ多くの赤ちゃんがいたのではなかろうか?
勿論、養育を放棄してここに赤ちゃんを預ける者が増えるかもしれないが、その赤ちゃん達の中には、虐待され命を奪われる可能性が高い子供が多いと言うことも否定できないであろう。
 そういう意味では、「コウノトリのゆりかご」は、赤ちゃんの命を守るシェルターと言える。
大切なことは、先ず「救える命を救う」ことが最優先されるべきだと思う。
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【2007/03/06 23:12】 | いのち | トラックバック(0) | コメント(1)
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コメント
「私たちは、尊い人の命を救うためにある。」
以前の病院の、亡き会長が良く言っておられた言葉を思い出しました。
尊い命を救うために、私に出来ることがあれば、
これからも、協力させて頂きます。
【2007/03/08 01:17】 URL | 優流 #-[ 編集]
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プロフィール

藤井慶峰(ふじい けいほう)

Author:藤井慶峰(ふじい けいほう)
1954(昭和29)年5月、宇土市生まれ。
 ペットは愛犬レオとルナ(10年前に捨てられていた雑種犬ですが気が利く我が家の番犬です。レオはオスで門番をしています。お参りの人や用があって来た人は笑顔で迎えますが、怪しい人には吠えます。但し、夜は見知らぬ人には吠えますのでご注意。(噛みはしません)八幡大学第2部法律学科卒業、法泉寺26世住職 大本山総持寺布教師 曹洞宗九州管区教化センター布教師 九州四十九院薬師霊場会理事 熊本市人権啓発推進総室講師 保護司 熊本刑務所教誨師 平成義塾熊本前塾長 ハンセン病市民学会宗教部会世話人 人権啓発映画「新あつい壁」製作上映実行委員会事務局世話人  環境ネットワーク熊本会員 宇土の文化を考える市民の会世話人 不知火竜馬会会員 自殺防止ネットワーク風熊本相談所 
 宇土市議会議員(3期目)

(好きな言葉)希望は高く頭は低く   実るほど頭の下がる稲穂かな    身を削り 人に尽くさん すりこぎの その味知れる 人ぞ尊し
(尊敬する人)お釈迦様  マハトマ・ガンジー  横井小楠  坂本竜馬  吉田松陰 田中正造 西郷隆盛 小松帯刀 天璋院篤姫
(著書)美しい地球と未来を子供たちに ㈱ぱんたか刊 1300円 この本を送料・税込み1000円で差し上げます。

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