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司法修習生給費制度の維持をすべき
 24日の日曜日、熊本市のホテルで「弁護士の公的役割と法曹養成のあり方を考える市民集会」が開催されましたので参加しました。
 主催は、熊本県弁護士会で日本弁護士連合会との共催でありました。
 参議院議員の松野信夫先生、衆議院議員の松野頼久代議士、福島健一郎代議士、中嶋隆利代議士も来賓として出席され挨拶の中で「給費制度」の必要性を訴えられました。
 特に松野頼久代議士は、昨年の給費制度延長決定までの経緯を説明された上で給費制度の必要性を訴えられました。
 しかし、今の国会の中では、給費制度維持の法案を提出し成立させようという動きが鈍いことも話されました。

 日本弁護士連合会の宇都宮健児弁護士(熊本県出身)は、基本的人権を守ると言う立場からも給費制度の必要性を詳しく話されました。法曹は、公共的使命を担っているということです。
 被災者の支援、えん罪事件の支援、公害や薬害、行政訴訟など当事者にとって極めて負担が大きい裁判でも手弁当で支援をすることも弁護士の義務とも言えます。

 昨年秋の国会で、一年延長された司法修習生の給費制度が、このままでは今年度から廃止され給与(給費制)が無くなり、希望者には、生活費が「貸与」されることになります。
給費制度が一年延長されても何も変ってはいません。寧ろ、予定されていた「給費制廃止」の為に生活費や転居費用などを稼ぐ必要があって司法修習を辞退した司法試験合格者は悔しく辛い思いをしたに違いありません。

 昨年11月からの司法修習で関東から熊本に赴任を命じられた女性は、熊本までの旅費やアパートを借りる為の資金が捻出できないから1年間アルバイトをしてその経費や生活費を貯める為に司法修習を辞退されたそうです。
 昨年秋の給費制度延長が早く決まっていたら今年の11月には司法修習を終わるはずでした。恐らく、大変悔しく悲しい思いをされたことと思います。
 もし、給費制度が廃止されたら彼女は更なる大きな打撃を受けることでしょう。

 この給費制度の廃止は、国民生活を破壊した小泉内閣時代に行財政改革の一環として廃止が決まったものですが、その根拠は、法曹を一職業としか見ていない処に根本的な誤りがあります。
 小泉政権が打ち出していた「自己責任論」によって行け行けドンドンで廃止された小泉改革の「愚策」のひとつだと思います。

 医師の国家試験を合格した者には、有給で二年間の研修が義務つけられていますが、それは、国民の命を預かる医師を養成する為の制度だからです。

 同様に、法曹の中でも特に弁護士は、法律の専門家として国民の基本的人権を守る立場から活動する「正義の味方」と言えます。
 勿論、弁護士の中にも相応しくない者も居ますが、殆どの弁護士は正義の味方として活動しています。
その正義の味方が、司法修習で更なる多額の借金を背負わされて国民の権利が守れるのでありましょうか。
 
 法曹は、国費で養成して国民の為に公平公正に法律の専門家として働く権利と義務を与えるべきだと思います。

国会議員には、政党助成金が年間約320億円も配られます。
この金を削ってでも法曹養成と震災復興に回すべきだと思います。

 昨年、給費制度廃止の影響を受けて経済的負担が多くなる司法修習生の為に兄が経営するアパートを格安で提供することをこのブログに書きましたが、今年も同様に実施しますのでお知らせしておきます。


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【2011/07/28 00:54】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0)
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藤井慶峰の日々を綴るブログです。法泉寺のHPへ

プロフィール

藤井慶峰(ふじい けいほう)

Author:藤井慶峰(ふじい けいほう)
1954(昭和29)年5月、宇土市生まれ。
 ペットは愛犬レオとルナ(10年前に捨てられていた雑種犬ですが気が利く我が家の番犬です。レオはオスで門番をしています。お参りの人や用があって来た人は笑顔で迎えますが、怪しい人には吠えます。但し、夜は見知らぬ人には吠えますのでご注意。(噛みはしません)八幡大学第2部法律学科卒業、法泉寺26世住職 大本山総持寺布教師 曹洞宗九州管区教化センター布教師 九州四十九院薬師霊場会理事 熊本市人権啓発推進総室講師 保護司 熊本刑務所教誨師 平成義塾熊本前塾長 ハンセン病市民学会宗教部会世話人 人権啓発映画「新あつい壁」製作上映実行委員会事務局世話人  環境ネットワーク熊本会員 宇土の文化を考える市民の会世話人 不知火竜馬会会員 自殺防止ネットワーク風熊本相談所 
 宇土市議会議員(3期目)

(好きな言葉)希望は高く頭は低く   実るほど頭の下がる稲穂かな    身を削り 人に尽くさん すりこぎの その味知れる 人ぞ尊し
(尊敬する人)お釈迦様  マハトマ・ガンジー  横井小楠  坂本竜馬  吉田松陰 田中正造 西郷隆盛 小松帯刀 天璋院篤姫
(著書)美しい地球と未来を子供たちに ㈱ぱんたか刊 1300円 この本を送料・税込み1000円で差し上げます。

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