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いのちを語る⑲遺骨が語りかける望郷の思い
 全国には13の国立ハンセン病療養所と私立の2療養所があります。
私は、菊池恵楓園、鹿屋の星塚敬愛園、奄美楽泉園、東京の多磨全生園、草津の栗生楽生園、御殿場の駿河療養所の各寮要所を訪問しました。
 療養所の納骨堂にお参りしますと亡くなった方々の御遺骨が小さな骨壷に入れられて祀られています。その骨壷の表に殆ど二つの名前が書き込んであります。一つが本名で一つが園での名前(偽名)であります。
 ハンセン病に対する偏見と差別から家族や親戚を守るために隣近所に分からないように入所した人、無理やり入所させられた人達は、園に来ると新しい名前を付けられました。
 時には死んだことにしてお葬式を出した留守宅もあったのです。例えば、入所した息子が療養所に入所したことを隠す為に「息子は親戚に遊びに行っている時に川で溺れて死にました」という嘘を言って、空の骨壷を用意し、お寺さんを頼んでお葬式を出します。当然、本人は死んだことになりますから家族や親戚をハンセン病差別と偏見から守ることと引き換えに(故人)になって療養所で一生を過ごすことになるのです。
 御遺骨の二つの名前は無言の内に郷愁の思いを語りかけてくるような気がします。
 今、生きておられる間に自由に故郷へも何処へでも安心して行ける社会環境を作り出すことが急務であります。その為にも「新あつい壁」の完成させて啓発活動に努めたいのです。
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【2007/02/19 10:08】 | ハンセン病 | トラックバック(0) | コメント(0)
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藤井慶峰の日々を綴るブログです。法泉寺のHPへ

プロフィール

藤井慶峰(ふじい けいほう)

Author:藤井慶峰(ふじい けいほう)
1954(昭和29)年5月、宇土市生まれ。
 ペットは愛犬レオとルナ(10年前に捨てられていた雑種犬ですが気が利く我が家の番犬です。レオはオスで門番をしています。お参りの人や用があって来た人は笑顔で迎えますが、怪しい人には吠えます。但し、夜は見知らぬ人には吠えますのでご注意。(噛みはしません)八幡大学第2部法律学科卒業、法泉寺26世住職 大本山総持寺布教師 曹洞宗九州管区教化センター布教師 九州四十九院薬師霊場会理事 熊本市人権啓発推進総室講師 保護司 熊本刑務所教誨師 平成義塾熊本前塾長 ハンセン病市民学会宗教部会世話人 人権啓発映画「新あつい壁」製作上映実行委員会事務局世話人  環境ネットワーク熊本会員 宇土の文化を考える市民の会世話人 不知火竜馬会会員 自殺防止ネットワーク風熊本相談所 
 宇土市議会議員(3期目)

(好きな言葉)希望は高く頭は低く   実るほど頭の下がる稲穂かな    身を削り 人に尽くさん すりこぎの その味知れる 人ぞ尊し
(尊敬する人)お釈迦様  マハトマ・ガンジー  横井小楠  坂本竜馬  吉田松陰 田中正造 西郷隆盛 小松帯刀 天璋院篤姫
(著書)美しい地球と未来を子供たちに ㈱ぱんたか刊 1300円 この本を送料・税込み1000円で差し上げます。

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