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![]() 今日、宇土郵便局に用事があって行ったところ、ある民主党支持者の方とお会いしました。
その方は、県の政財界でも活躍してこられた方です。 笑顔で挨拶を交わした後で、民主党連立政権の政策についてご意見をいただきました。 一つには「子ども手当」について、単なるばら撒きであること。子ども手当を貰ってパチンコに使ってしまった馬鹿親の話もされました。勿論、そんな親ばかりではないことは当然ですが子供の為に使わない親が多数居ることは事実です。 二つには、政治とカネの問題について、曖昧になっていることについての批判でした。 三つ目には、消費税率引き上げの問題。菅総理が10%に上げる。生活必需品については税率を変える。あるいは低所得者に対しては還付或いは救済措置をとるということを言っているが今回の参議院選挙で勝ってしまえば「国民は消費税の値上げを容認した」として、複数税率の導入や還付制度等の救済措置を考えずに税率の引き上げだけをやってしまう可能性も否定できないこと。 また、菅総理が党内協議もしないままに消費税を参議院選挙の公約にしたこと。菅総理の財政政策が一部の学者や財務官僚の言いなりであること。 四つ目には、税金の無駄遣いを徹底的に排除することと国会議員の定数と歳費の削減に先ず取り組むことが先だということ。 このような意見を持っておられる方は決して少なくはありません。 私がこのような意見を書くとお叱りを受けそうですが、諫言を聞く耳を持つことは大切なことです。 耳触りの良い事ばかり言う人、権力(政権を取ったこと)によってすり寄ってくる者は、自らの保身しか考えませんから陰で批判はしても決して諫言をすることはありません。 このことは何時も言っていることであります。 民主党の小沢一郎前幹事長も消費税については批判的な発言をしておられます。 民主党小沢一郎前幹事長消費税論議を批判 ![]() |
![]() 消費税論議・・・民主党
先日、先行する消費税率10%論議に対する意見を書きましたが、菅総理は、消費税が低所得者ほど負担が重くなる逆進性に配慮して生活必需品の税率の引き下げや低所得者に対する還付制度も考えることを発表しました。 また、国会議員の定数削減についても党として取り組むことを表明しています。 これらの点については、評価できると思います。 1989年に消費税が導入された時、私は島原半島に住んでいましたが、地元選出の自民党代議士が、消費税導入によって廃止される物品税(贅沢品・高級品にのみ課税されていた税)と消費税を比較して「低所得者でも高価な毛皮のコートが欲しい人は他のものを辛抱してでも買う、従って物品税が廃止されるから国民にとっては良い事・・・」等と幼稚な説明をしていました。 消費税の導入は「国民の税負担を公平にする」という意図もあった「金持ち優遇税制」でもあります。実際に所得税率は高額所得者の税率は最高75%から48%にまで引き下げられてきました。 私は、食料品や生活必需品については非課税にすべきだと思っています。 消費税は、赤ちゃんから寝たきりの人、ホームレスなどの生活困窮者からも税金を取るのですから低所得者ほど税負担率は高くなります。 大企業や事業団体、資産家から多額の政治献金を貰っていた当時の自民党政権が考えたのが消費税ですから当然と言えば当然のことですが政権交代した今こそ消費税の逆進性の緩和には真剣に取り組んでいただきたいものです。 また、所得税の累進税率も見直して高額所得者の税負担率はもっと上げるべきだと思います。 ![]() |
![]() 昨夜、小川町の東宝シネマで中井貴一主演のLAIL WEYSを観ました。
ブログ読者の皆さんは「藤井も結構暇人なんだ・・・」と思われるかもしれませんが、「これは・・」と思った映画は務めて観ることにしています。 その理由は、私も曹洞宗の布教師ですから法要のお説教や講演を務めますが多くの人が観た映画や読まれた本は話材として使い易いのです。その為に観るということです。 さて、この映画ですが、49歳で東京の大企業のエリート社員を辞めて故郷の島根県の小さな鉄道会社の運転手になった男と家族のドラマです。 主人公の筒井肇(中井貴一)は、一人息子で東京の大学を卒業して東京の大手電機メーカーで働くエリート社員です。結婚して妻(高島礼子)と一人娘の大学3回生倖(さち・本仮屋ユイカ)の三人でマンションで暮らしています。 仕事だけが生き甲斐のような父とハーブ製品の販売を始めた母、すれ違いの多くなった家族を倖はいぶかしく思っています。 そんな中、故郷島根で一人暮らしをしている母が倒れたという連絡がありました。 肇は、仕事が忙しく直ぐに飛んで帰ることができません。そんな父に対して「お婆ちゃんより仕事が大切なの・・・会社が大切なの・・・」と幸が反発します。「そんなこと当たり前だろ・・」と言う肇ですが、なんとかやりくりをして母の元へ駆け付けます。 幸い母は一命を取り留めますが入院生活を送ることになりました。 実家で過ごす肇と倖、倖は子どもの頃、この懐かしい家で過ごした祖父母の思い出や父の子どもの頃のことを話し合います。そこへ遅れて帰って来た母、故郷で久しぶりに三人の家族が揃ったのです。 母は精密検査の結果、悪性腫瘍があることが判明します。肇は東京の病院で診てもらうことを勧めるのですが母は「この故郷を離れたくない」と言います。 肇は東京と島根を行ったり来たりするのですが、ある日、母が肇の為に大切に保管してくれていた一畑電鉄のたくさんの切符を発見し懐かしく思います。肇は、子どもの頃、一畑電鉄の運転手になるのが夢でした。故郷を離れてすっかりそのことを忘れていました。 肇は考えました。会社の為にガムシャラに働き会社の為に工場を閉鎖し社員のリストラをやってきたことに何の意味があったのか・・・そして、残り短い母の看病と自らの夢を叶えるために自らをリストラすることを決断したのです。 「もうすぐ取締役に」と考えていた上司は、「何で辞めるのか」と尋ねます。肇は「もう一度自分の夢を実現したい」と不退転の決意であることを伝えます。 一畑電鉄は小さな会社です。若い運転手達はしばらく勤めると待遇の良い大手鉄道会社へ移っていきます。 社長も運転手に応募してきた49歳の大企業エリートに対して驚きをもって面接しますがその真剣な態度に惚れて採用することにしました。 三か月間の東京での研修を終えて運転手の資格を得た肇は晴れて一畑電鉄の運転手になったのです。 肇は真面目な運転手ですが、時として列車を遅延させます。それは、お客様、乗客を思う優しさ故のことでありました。 お年寄りの乗降の手伝いや急いで歩くことができない客の為に発車を遅らせたりしていたのです。 ある日、車掌として乗務していた時、ホームで幼い子どもを抱いた若い母親が線路に荷物を落としてしまいました。当然、肇は線路に降りて荷物を取ろうとします。荷物を拾ってホームに上がった時、相方の運転手が心配して降りてきました。運転席には誰もいないはずなのに突然列車が走りだします。 驚いて運転席に駆け付けると小さな男の子がレバーを操作していたのです。直ぐに停車させて何事もなくすんだのですが、後日、この様子を携帯電話のカメラで撮影した誰かがインターネットに投稿して事件が発覚し大事件になりました。 この列車の運行責任者だった肇は、責任を取るということで辞表を提出し帰宅しようとしました。すると、これまで肇が乗務した電車でお世話になった親子やお婆ちゃん、学生たちが大勢来て「お願いだから辞めないで」、「辞めさせないでください」と肇と社長たちに嘆願します。その結果、一畑電鉄の経営陣が「今回の事件は、全て会社の責任です」とマスコミの前で謝罪して一件落着します。 母は息子の運転する電車にも乗ることができて安らかな最後を迎えました。 そして、肇が運転席からホームに降りると東京から来た妻の姿が「乗っていたのか」と訊くと「あなたの運転するところをずーと見ていました・・・」と答えます。 妻は「私たちこのままで良いのよね」と言います。「そう、このままで良いよ。一緒に終点までのってくれよな」と肇が言うと妻は微笑み「はい」と答えて再び電車にのりました。 この場面は、泣けます。「終点まで乗ってくれ・・・」これは、人生の終点のことでしょう。 いつまでも一緒に居ようねということでしょう。 娘の倖も自らの仕事を「介護」に見出すのです。 是非、見てほしい映画でした。 このブログを読んで「良い話だ」と思った方は拍手をクリックしてください。また、ご感想をコメントにお願いします。 下のリンクをクリックすれば予告編が見れます。 LAIL WEYS ![]() |
![]() 衆議院で内閣不信任案提出ー否決。参議院は本会議が開かれずそのまま閉会。
なんとも歯切れの悪い国会の閉幕でした。 いよいよ本格的選挙モードへ突入ですが・・・私だけがそうなのか・・・選挙の熱が伝わってきません。 今回は選対本部に関わっていないからなのでしょうか。 ブログ読者の皆さんは不思議に思われるかもしれませんが今回は選対本部に入ってはいないのです。 それなりに支援活動はするつもりですが・・・支援する候補者は勿論、民主党候補者として私も推薦した本田浩一さんです。 話は変わりますが、「いちご白書をもう一度」と言う歌は何度聞いても良い歌ですね。そう思いませんか? 思った方はブログ拍手をクリックしていただけると有難いです。 また、先日のブログの歌のリンクをクリックすると他の歌も聞けます。 今はやりの「また君に恋してる」もビリーバンバンの歌、坂本冬実の歌、その他の歌も聞けます。 また君に恋してる・・・ビリーバンバン ![]() |
![]() 菅総理大臣が官邸で沖縄県の仲井間知事に普天間基地移設問題で辺野古周辺への移転を改めて伝えたそうです。
菅総理は、若いころ市民運動家として故市川房江さんに見だされた方です。 かつて「いつか君と行った映画がまた来る、授業を抜け出して2人で出かけた・・・僕は無精髭と髪を伸ばして学生集会へも時々出かけた・・就職が決まって髪を切って来た時に『もう若くはないさと』君に言い訳したね・・・」という「いちご白書をもう一度」というバンバンの歌が流行りました。 私もこの歌が好きです。 私が学生時代は長髪の男子学生も多く、学生運動をやっている学生もいました。 ゲバ棒を持って内ゲバ事件を起こす連中は別として、彼らの多くは純粋で本気で「この国を良くしたい」と考えていました。 私自身も、反安保・国際反戦デーには何度か参加したことがありました。 時代は変わり、和尚となって立場は変わりましたが「この国を良くしたい」という気持ちと「多くの人々の為に政治を変えたい」という気持ちは全く変わってはいません。 私の立場から考えると今の民主党の普天間基地の移設問題については批判せざるを得ないと思います。 菅総理も、沖縄県民の立場と世界の中の独立国日本を考えれば決して「辺野古周辺」には帰れなかったと思います。 「もう若くはないさと君に言い訳したね・・・」という学生と同じ・・・菅総理も所詮ただの政治家なのでしょうか? 「いちご白書をもう一度」・・音楽が聴けます。 いちご白書をもう一度・・・歌 ![]() |
![]() 今日(13日)の午後1時30分から熊本県合志市の菊池恵楓園で菊池医療刑務所の今後についての講演会が開催されます。
同刑務所は、平成8年3月31に「らい予防法」が廃止されるまで「ハンセン病」療養所のなかで罪を犯した人たちを収容していた医療刑務所です。 ハンセン病差別のひとつの象徴的な「遺物」でもあります。 国は、この施設を解体したいようですが人権啓発の視点から残すべきという意見もあります。 今日は、ハンセン病国賠訴訟原告団長の徳田弁護士と、この刑務所で教誨師として活動され、ハンセン病の人権問題にも取り組んでおられる坂本克明牧師さんの講演がります。 私も参加しますがどなたでも参加できますのでご紹介しておきます。 菊池医療刑務所について講演会 ![]() |
![]() 私の住む宇土市のNPO法人青年協議会代表の上村剛さん(35歳)が今日の午前10時、東京の明治神宮を出発して北海道までリヤカーを曳いて清掃活動や難病患者支援の募金活動を続けて歩き続けます。
行程表をリンクしておきますので機会があればご協力をお願いします。 支援活動は、清掃活動協力、食事の提供、宿泊所の提供など色々できます。 特に宗教法人・寺院のご住職様には是非ともご協力をお願いしたいと思います。 こういう素晴らしいことをする人間に共感し共に活動することを道元禅師は「同事行」と言って「菩薩行」のひとつと教えられています。 我が町の奇人変人を超越した上村剛君を是非ご覧ください。 この男、旅費を使ってでも会いに行く価値があります。 青年協議会上村剛行程表 ![]() |
![]() ![]() ![]() やすらぎ県民霊園は花や多くの木々が花盛りです。 リニューアルオープン1周年記念特別企画としてお買い得区画を用意しますので是非ともこの機会に墓地をお買い求めください。この企画は、50万円区画が完売するまで延長します。数少なくなってきておりますのでお早めにお求めください。 ①永代使用料、限定36区画のみ50万円で提供します。 ②ご来場され説明を受けられた方には記念品を差し上げます。 ![]() |
![]() 熊本市平山町3332-2 拙寺が経営するやすらぎ県民霊園は、リニューアル開園一周年を迎えます。
来たる5日(土)と6日(日)の二日間特別企画販売会を開催します。 夢タウン光の森から車で5分、九州道熊本インターから車で5分、県民運動公園より車で3分、平山町の閑静な住宅街にある花と緑に囲まれたやすらぎの霊園です。 将来、熊本市内にお墓を建てたいとお考えの方は、是非ともご来場ください。 バリアフリー設計ですから、駐車場から車椅子の方でもおひとりで安心してお参りできます。 ラジオ・テレビCMや新聞折り込みを入れる予定ですが、このブログをご覧いただいている方に先行してご案内を申し上げます。 特別企画の内容は、永代使用料5㎡68万円を限定36区画50万円にて提供します。 ご来園いただきアンケートにご記入いただいた方にはティッシュペーパー5個を祖品として進呈します。 また、ご成約の方にはお米30キロをプレゼントします。 やすらぎ県民霊園 ![]() |
![]() 今日は、朝から鳩山総理の退陣表明を聞き驚きました。
しかも、小沢幹事長も一緒に辞任されるということで更なる驚きでした。 もうひとつおまけに驚いたのが参議院熊本選挙区にみんなの党から元民主党参議院議員本田良一氏の娘さんが立候補されるということでした。 2010年6月2日は、驚きの一日だったとして私の記憶に残りそうです。 鳩山総理の辞任については、普天間基地移設問題で辞任も有り得るというより辞任すべきという思いもありましたが小沢幹事長も辞任されるとは思っていませんでした。むしろ、小沢幹事長は辞任する必要はなかったのです。 辞任されたことで多くの国民は「小沢幹事長の政治資金問題はクロ」という間違った認識を更に深くすることでしょう。これは、大きな間違いです。 小沢幹事長の政治資金問題は秘書の責任問題も係争中の事案であって有罪が確定した訳ではありません。むしろ、検察が不利で無罪になる可能性も大きいのであります。 この件については、私の考えと近い植草一秀先生のブログを下にリンクしておりますので是非読んでいただきたいと思います。 次の総理は誰になるか分かりませんがこの機会に真の国民生活第一の民主党になって欲しいと思います。 さて、もうひとつの驚き本田良一氏の娘さん顕子さんの件ですが、本田良一氏は民主党公認、連合推薦の参議院議員でした。 本田顕子さんの出馬で熊本選挙区で一人勝ちするのは自民党の松村祥文氏と考えるのが常識的な見方でしょう。 組織票の固い自民党は崩れませんが、唯でさえ逆風の民主党は自民党でも民主党でもない人は勿論のこと、本田良一氏の元々の組織であるNTT労組やそのOBの票まである程度、本田顕子さんに奪われることになりましょう。 また、「本田」という同姓によって、投票用紙に「本田」「ほんだ」「ホンダ」と書かれていれば双方の得票数によって案分されますからこれもマイナス要因になります。 有権者には「本田浩一」「ほんだこういち」「ホンダコウイチ」と氏名をはっきりと書いていただかなければならないということです。 本田顕子さんが当選することは考えられませんから「漁夫の利」を得るのは松村さんであります。 本田浩一氏が気の毒でなりません。 植草一秀ブログ ![]() |
![]() あっという間に6月を迎えました。
民主党の目玉政策のひとつ「子ども手当」の支給が始まりました。 ニュースでは、貰って喜ぶ親たちの様子や財源問題、使いみちの問題などを考えて手放しでは喜べない人達の話が伝えられています。 子ども手当に対する私自身の考えは、これまでもこのブログに書いてきた通りです。 大阪府の橋下知事は、子供さんが多いということで18万円を超える金額を受け取られたそうですが、インタビューでは「膨大な財政赤字を抱えている我が国の財政状況を考えると赤字国債まで発行してまでやるべき政策ではない。必ず破綻します・・」と批判しておられました。もっともな意見だと思います。 政権交代は、間違いなく良かったことだと思います。 無駄な公共工事の廃止や中止、特殊法人改革や廃止による税金の無駄遣いの見直し、国民生活最優先の基本姿勢に基づく福祉政策の見直しなど多くの民主党政策が実現されました。 民主党中心の政権誕生は決して間違った選択ではなかったと思います。 政治とカネの問題、鳩山総理の言葉のブレの問題、特に普天間基地移設問題では沖縄県民に大きな期待を抱かせながら裏切る結果となりました。 普天間基地問題は、自民党政権時代に決まっていた辺野古沖への移転を何とか他の池に変更したいという鳩山総理の善意によるものでありました。 また、政治とカネの問題は、「自民党の専売特許」ですから自民党政権と比較するには値しないと思います。 しかし、多くの国民は直近の失策を一番に評価しますからまだまだ厳しい世論の逆風は続きそうです。 子ども手当を考える・・・藤井慶峰ブログ ![]() |
藤井慶峰の日々を綴るブログです。法泉寺のHPへ
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Author:藤井慶峰(ふじい けいほう)
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